« 東から西へ・・・・吾妻連峰 | トップページ | 南ア・白峰三山~黒河内岳(笹山)・・・・2日目 »

南ア・白峰三山~黒河内岳(笹山)・・・・1日目

  南ア・白峰三山から黒河内岳(笹山)へ行って来ました。

  0461

   予定では3日間で伝付峠まで行って東側・奈良田の少し下に下る予定だったのですが・・・。

 

   「1日目・・・広河原~北岳~間ノ岳~農鳥小屋(テント泊)」

 奈良田から広河原までタクシーで入り6:20に歩き始めました。

 以前白峰三山を日帰りした時に、広河原から二股まですごい人出で追い抜くのに苦労したので、タクシーから下りるとすぐ歩き始めました。

 

  0011

   北岳は久しぶり、ただ広河原から二俣までの登山道を歩くと毎回 「あれ以前と違う?」 と大きな崩落後があったりと登山道が違っています。
 南アはあちこちで稜線から谷底まで大規模に崩壊している場所があり、全体が軟弱なのがわかります。

  
  0041

  二俣で少し休憩、ここから先は落石の危険地帯、右上のバットレスを気にしながら八本歯ノコルへの登り口まで一気に行きます。

   大樺沢上部から、遠くに八ヶ岳

  0061

        「早川尾根の上の八ヶ岳がきれい!」
   

   二俣の上で御池小屋から来た数人を追い越し落石危険地帯から抜け出して八本歯ノコルへの梯子まで一気に行きます。この辺まで来ると広河原へ下る人たちとすれ違い始めました。

   「台風の後ずっと秋晴れが続いているので、下山して来る人もみんな満足げです。」

 

   八本歯ノコル

  0081

     八本歯ノコルから50mほど登った場所で休憩です。

  「天気は雲一つない快晴の秋晴れ! 山頂での展望が楽しみです。」

    北岳

  0151

   間ノ岳と右下に北岳山荘

  0141

    甲斐駒と八ヶ岳

  0121

      鳳凰三山

  0131

   写真を撮り終えてパンを食べていると目の前に突如オコジョが出現、そ~っとカメラに手を伸ばしたものの隠れてしまいました。しばらくカメラを構えていたけど、出て来ませんでした、残念。  

   
  

    10:25北岳山頂到着

  0271

     「山頂は雲一つない快晴の秋晴れ!」 

   風もほとんどなく絶好の山頂休憩日和、空気の透明度も抜群で富士山はもちろん、北ア全景、妙高火打、御嶽山の右奥に白山まで見えています。
      

  「すっごいなぁ~」

   と

  「ハァ~」

  の溜息しか出ません。

   
      

  山頂はまだ10数人なので静か(以前来た時は山頂に座ることもできないほど混雑していました。)、山頂でしばらく休憩です。

  0291

     中アとその奥に御嶽山、御嶽山の右奥に白山も見えています。

  0181

    仙丈ヶ岳、奥に乗鞍岳と槍穂

   0191

      北ア・槍穂

  0201

   「たしか1年前か2年前のこの連休、槍ヶ岳が大混雑して槍ヶ岳山荘から山頂まで行列ができて、山荘から山頂往復が4時間かかったと聞いたけど、今回の連休も天気良さそうだし、そんなになっちゃうのかな~?」

    北ア・立山、剣岳

  0211

  北ア・鹿島槍~白馬岳

  0221

    「今年は白馬方面には行かなかったなぁ。」

   甲斐駒ケ岳・八ヶ岳

  0241

   間ノ岳、右奥に塩見岳

  0281

 

    30分ほど休憩したところで、ドヤドヤと団体がやって来たので間ノ岳に向かうことに、

  0301

    北岳と北岳山荘

  0331

   北岳・甲斐駒ケ岳・鋸岳

 0361

 

    間ノ岳に12:50に到着

  0491

 

  「間ノ岳まで来ても相変わらず雲一つない快晴! わずかに富士山中腹の南側に雲が出来始めただけの大展望です。」

  「広い山頂には7~8人しかいないので静か、後は農鳥小屋へ下るだけなので、ゆっくり休憩です。」

 0471

  塩見岳・南ア南部方面

  0401

   北岳・仙丈岳・甲斐駒ケ岳

  0411

   農鳥岳

  0451

   
   

  「ずっと眺めていても飽きない景色、まだまだ座ってボ~っと景色を眺めていたいけど、そろそろ今日のテン場の農鳥小屋まで行かなければなりません。 1時間ほど休んで 「そろそろ行くか~。」 って感じで立ち上がり、農鳥小屋へ向かいました。」

 

 農鳥岳と農鳥小屋

  0561

 

   農鳥小屋に14:30に到着

 

  小屋でテント場の受付をしていると小屋の人に衝撃の一言を

  「先日の台風はものすごい豪雨だったから、ただでさえ荒れ気味の伝付峠からの登山道は相当荒れているはず、もしかすると通れなくなっている可能性もあるから、引き返すことを考えておいて無理せずに行くように!」

 

 と言われちゃいました。

 「う~ん、引き返したとしても車の置いてある奈良田に戻らないといけないから稜線に戻った後、黒河内岳まで戻らないとダメか、う~ん、どうしよう・・・?」

  とりあえずテントを張って

  0581

  水を汲みに行って

  0601

   水場まで標高差100mありました。

   そしてビール 

  0611

    ビールを飲みながら地図を見て

  「明後日もし引き返すことになったら、稜線に戻った後黒河内岳まで戻って奈良田まで下山となるとかなりハードだなぁ、どうしようかな~?」

  といろいろ考えたけど結局結論出ず・・・。

  0641

 

    鳳凰三山

  0651

   5時過ぎに夕飯を食べ暗くなる前にシュラフに入ってからも 「明日どうしようかな~?」 と考えながら寝ちゃいました。

 

 

 

  「雲一つない快晴の秋晴れ」とは今日のことを言うような1日でした。

  午後になっても雲はほとんど出来ず、北ア全景・中ア・御嶽山そして白山まで見え、北岳山頂や間ノ岳では 「すっごいなぁ~。」 そして 「ハァ~」と溜息しか出ないような展望でした。

  夏と違って天気が崩れる可能性も少ないので、間ノ岳ではずっと山頂に座って景色を眺めていたくなるような、最高の1日でした。

 

  農鳥小屋で言われた伝付峠からの登山道のことは、「えっ!」って言う感じではなく、あの全国に大きな被害をもたらした台風の後だったので 「もしかすると通行不能になっているかも? ならなくても相当荒れているかも?」 と思っていました。

  結局この日はビールを飲みながら地図を見ていろいろ考えたのですが、結論は出ずで翌日に持越しです

 

 

 

  広河原(6:20)~二俣~八本歯ノコル(9:25~9:40)~北岳(10:25~10:55)~北岳山荘(11:35~11:50)~間ノ岳(12:50~13:45)~農鳥小屋(14:30)

 

 

 

 

 

 

 

 

« 東から西へ・・・・吾妻連峰 | トップページ | 南ア・白峰三山~黒河内岳(笹山)・・・・2日目 »

登山」カテゴリの記事

コメント

いやはや、スバラシイ青空と素晴らしい展望ですね!
激混みのこのエリアも、IKさんにかかれば快適な稜線、こりゃもうほんと、溜息しか出ませんね(^^

やっぱり山は、青空ですね!

そしてあの台風の後、南アの道はどこか崩れてるんじゃ。。と思ってはいたのですが。
伝付峠への道、復旧したばかりと聞いてたんですけどねぇ。
いったいどうなってるのか、そして翌日のIKさんは。。?!

おぉ~実に羨ましいお天気です!
この稜線でビール飲んだら美味いんだろうな~と思いつつ、
一体いつになったら行けるのやら・・・

続き、楽しみにしています(^_^)

  まきchinさん


 コメントありがとうございます。


 やっぱり夏と違って秋の空は雲が出ないで良いですね~、今年一番の天気だったかもしれません。

  奈良田から広河原へのバスも台風の翌日はダメだったみたいです。

  とにかく何年か前に起きた大規模な林道の崩壊がまた起きて、広河原や椹島への林道が長期に渡って通行止めにだけはなってほしくないですね。
  
 

しょももさん


 コメントありがとうございます。


 今回は今年一番の天気でした。


 たしかにしょももさんの所からだと白峰三山は遠いですね~、ただここは良いですよ~、ぜひチャンスを見つけて行って見てください。

 実は8月か9月に1泊で楽々から加賀禅定を狙っていたのですが、来年に持越しです。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 南ア・白峰三山~黒河内岳(笹山)・・・・1日目:

« 東から西へ・・・・吾妻連峰 | トップページ | 南ア・白峰三山~黒河内岳(笹山)・・・・2日目 »

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック