北ア・燕岳~槍ヶ岳~読売新道~黒部ダム・・・1日目
北ア・燕岳から槍ヶ岳~読売新道~黒部ダムへと4日間歩いて来ました。
「1日目・・・中房温泉~燕岳~大天井岳~ヒュッテ西岳(テント泊)」
1日目は中房温泉から久しぶりに燕岳へ、そのまま表銀座を縦走して以前からテント泊して見たかったヒュッテ西岳までです。
夜中房温泉下の登山者用駐車場に入り車中泊、朝5:05に出発しました。
まだ涼しい樹林帯を登り、まずは合戦小屋を目指します。
八ヶ岳と富士山
東側はきれいに晴れていて、薄い雲海の上に南アから富士山・八ヶ岳・浅間山・妙高火打まできれいに見えていました。
このまま4日間晴れてくれると良いんですが・・・。
合戦小屋に7:00に到着、予想はしていたけど時間が早いのでスイカはまだダメ、少し休んで燕山荘を目指します。
「稜線の上に「お槍さま」登場!」
大天井~槍穂
7:50に燕山荘到着
雲が少し多いものの青空、ただ2週間前の「五色ヶ原~立山~大日連峰」のような夏の日差しはなく秋の気配のただよう空、稜線はもう秋の気配十分です。
さすが人気の山・燕岳と燕山荘、お盆休みも終わった平日なのにけっこう登山者が多い(驚)、しかも親子連れや女性グループが多いです。
槍ヶ岳とイルカ岩
メガネ岩と燕山荘
燕岳と立山・剣岳・針ノ木岳
8:10に燕岳山頂
「山頂は晴れ!、ただ日差しは夏の痛いような強さはなく、やわらかく快適です。 北アは白馬方面は雲がかかっていますが、それ以外はほど見えています。 南ア・中ア・妙高火打・浅間山・八ヶ岳・富士山・・などバッチリ見えています。」
鷲羽岳~水晶岳~野口五郎岳~三ッ岳
前穂高岳~槍ヶ岳~笠ヶ岳
雨飾山~妙高・火打
燕山荘・大天井岳・常念岳
富士山
山頂直下にサルの群れ
山頂は狭いのでほぼ満員状態、初めは30分ぐらいのんびりするつもりだったのですが、続々と登って来るので15分ほどいて燕山荘に戻りました。
燕山荘の前で少し休んだ後大天井岳に向かいます。
大天井に向かう登山道は常に右前方に槍ヶ岳が見え槍ヶ岳に向かって歩いて行きます。槍に向かって歩いて行くのはやっぱり気持ち良い。
燕岳への稜線と立山・剣岳、針ノ木岳
大天井岳直下にある大天荘に8:40に到着、手前の山頂と大天井ヒュッテへの分岐で追い抜いたけど意外にくっついて来た女の子3人組に 「早いね~。」 と言うと 「19歳なので若さと体力だけはあります。」 と言われ思わず力が抜けちゃいました。(笑)
少し話をしてから後荷物を置いて山頂へ
大天井岳山頂
東側はかなり雲が出来て来ていて、燕岳のころはきれいに見えていた南アや富士山は雲の中、八ヶ岳もかなり霞んで来ています。
立山・剣岳、黒部湖、針ノ木岳
鷲羽岳・水晶岳
燕岳・燕山荘
燕岳から北、餓鬼岳へ延びる稜線もおもしろそう、いつか燕岳から餓鬼岳そして唐沢岳へ行ってみたいです。
山頂に着くと女性2人が地図を見ながら 「あれが○○山でしょ、そしてあれが・・・。」 と話しています。ただ槍ヶ岳と常念以外すべて間違っていて思わず笑っちゃいました。
それでぐるっと360度教えてあげて、しばらく談笑、昨日常念で今日は燕山荘に泊まって下山するとのこと、次は雲ノ平方面に行って見たいとのことなので 「あっちは草原とハイ松の稜線が広がっていて良いよ~。」 と煽っておいきました。
大天荘に戻って昼飯を食べ西岳に向かいます。
大天井岳まで賑やかだった稜線は、ここから少し静かになりました。
赤岩岳手前の北鎌尾根が見える場所で休憩
槍ヶ岳はどの方向から見てもカッコいいけど、ゴツゴツしたゴジラの背のような北鎌尾根といっしょに見える東鎌尾根と西鎌尾根が一番カッコいい!
北鎌尾根は以前何度か登っているので、また登ってみたいです。
座って休んでいると先ほど追い抜いた単独の男性が来ていっしょに休憩、鹿児島から来て北アどころか九州以外の山は初めてとのことで、すごい感激していました。
しばらく座って話しをしてからヒュッテ西岳までいっしょに行きました。
ヒュッテ西岳
13:55にヒュッテ西岳に到着
今回楽しみにしていた一つにヒュッテ西岳でのテント泊、ヒュッテ西岳は槍ヶ岳がド~ンと目の前に大きく見え、他にも常念や穂高も見える最高のロケーションにあります。北アでまだ泊まったことがなかったテント場で一番泊まって見たかった場所でした。
テント場について迷ったのがテントを張る場所、一番張りたい場所は砂地の真ん中の360度展望の開けた場所ですが、さすがに風が強くなったり雷が来るとチョット怖い。今日雷はなさそうだけど雨は降りそうです。 で張った場所は少し端のハイ松の横、ただハイ松の横と言っても正面に常念岳があってテントの中から常念が見え、テントから顔を出して振り返れば槍も見えます。
「テント場は期待していた以上に最高のロケーション!、 来て良かった~、そして天気良くて良かった~。」
「槍はテントから顔を出して振り返らないと見えないけど常念岳は目の前、明朝テントの入口を開けてテントの中から常念に 「おはよ~!」 と言えそうです。」(笑)
左側のテントの場所だと360度さえぎる物のないテントサイト、この付近に張りたかったけど風と雷雨がチョット怖い。
ヒュッテ西岳に着いた時はテントを張った後に西岳に登ろうと思ったけど・・・
「プハ~の魅力には勝てず・・・。(笑)」
ヒュッテ西岳までいっしょに来た鹿児島の方と話しながら夕方までウダウダすごし、6時前には夕飯を食べて、明日朝テントの中から常念岳に「おはよ~!」と言えるように願いつつ7時前には寝ちゃいました。
「さあ、燕岳から読売新道までの山旅は晴れで始まりました。 このまま4日間晴れてくれれば良いんですが・・・。」
天気は五色ヶ原~大日岳に行った時のような「夏山」ではなく、秋の気配がかなり満ちていました。
花もまだかなり咲いていたけど、ピークを過ぎて萎れ始めているものがほとんど、唯一元気なのはトリカブトぐらいでした。
ウエアは半袖にアームスリーブだったのですが、歩いていても腕は少し涼しいほどでした。
ヒュッテ西岳のテント場は期待していた以上に最高のロケーション、来てそして晴れて良かった~。
中房温泉(5:05)~合戦小屋(7:00~7:10)~燕山荘(7:50)~燕岳往復~燕山荘(8:50発)~大天荘(10:45)~大天井岳往復~大天荘(11:30発)~ヒュッテ西岳(13:55)
« 北ア・五色ヶ原~立山~大日岳・・・・3日目 | トップページ | 北ア・燕岳~槍ヶ岳~読売新道~黒部ダム・・・2日目 »
「登山」カテゴリの記事
- 奥多摩三山(2013.12.19)
- 丹沢・蛭ヶ岳(2013.12.26)
- 妙義山(2013.11.18)
- 雲と霧氷の丹沢周回・檜洞丸~塔ノ岳~蛭ヶ岳(2013.12.10)
- 雲取山から飛龍山(2013.12.04)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« 北ア・五色ヶ原~立山~大日岳・・・・3日目 | トップページ | 北ア・燕岳~槍ヶ岳~読売新道~黒部ダム・・・2日目 »
いいですねぇ~、大展望の稜線をぐる~り、ですか!
なんてステキで贅沢なコース。
しかも平日、空いてて最高だったでしょうねぇ。。。
最近の表銀座は、休日の混雑っぷりがユウウツであまり足が向かなくて。。。
西岳のテン場、いいですよね!
IKさんがテント張った場所、ウチらが以前張ったところと一緒かも。
翌日の常念岳への「おはよう!」を楽しみにしてま~す♪
投稿: まきchin | 2013年9月 1日 (日) 19時29分
IKさんについていけるだなんて、19歳・若さ・体力に「無茶」をプラスしないと無理です(笑)それにしてもIKさんのコースタイムは相変わらず参考になりません(爆)
レポの続きが楽しみです!
投稿: ハニー | 2013年9月 1日 (日) 19時58分
まきchinさん
コメントありがとうございます。
お盆休みも終わり平日だったのでさすがに空いているだろうと思っていたのですが、やっぱり人気の燕岳、合戦尾根を登っているときに続々と下って来るし、大天井まではかなりの人でした。
西岳のテント場は期待以上のロケーションで最高でした。明朝常念と日の出が見れれば良いんですが・・・。
投稿: IK | 2013年9月 2日 (月) 07時31分
ハニーさん
コメントありがとうございます。
「19歳なので若さと体力だけはあります。」と笑って言われた時は力が抜けちゃいました。(笑)
さすが北アの人気のコースで入門コース、山ガールグループが何組もいて華やか、大天井岳山頂でもメチャクチャな山名を大声で話していて笑いを堪えるのに必死でした。
投稿: IK | 2013年9月 2日 (月) 07時50分
うわ〜〜〜何だよ〜〜〜行ってるし〜〜〜〜
IKさんと知り合っていなければ、、、、こんなにウラメしい思いもしなくてすんだのに、、、、、
この西岳のテン場はいや〜〜良いですよね〜
俺の中ではナンバー1ですね!!
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜北ア行きて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
投稿: 相棒 | 2013年9月 2日 (月) 15時21分
相棒さん
コメントどうも~。
あれ、バレちゃいました。(笑)
初めは違う場所に行くつもりだったんだけど、車の回収とかを考えたら、こっちにしちゃいました。
ヒュッテ西岳のテント場は良いよ~、ここはぜひテント泊するべき場所です。
投稿: IK | 2013年9月 2日 (月) 22時24分