高島トレイル(桜峠まで)・・・1日目
高島トレイルへ行って来ました。
GW前半は3日間で高島トレイルの予定でしたが、稜線北側の福井県が27日は雨、そのため2日間に変更しました。
2日目も夕方まで歩けば楽だけど、下山してからバス・電車を乗り継いで車の置いてあるマキノ駅まで戻り、さらにGWの最終日の渋滞に巻き込まれながら家に帰るのは厳し過ぎ、2日目は昼過ぎには下山したいです。なので1日目は夜2時間・2日目は朝1時間ぐらいライトを点けて歩く予定です。
ですが・・・
「1日目・・・国境スキー場~水坂峠(37キロ地点)(テント泊)」
4時に起床、 「え~、まだ降ってるよ~・・・、ま~そのうち止むだろう?」 と前日頼んでおいたタクシーでスタート地点の国境スキー場に5時過ぎに到着、まずはスキー場をトップまで登って行きます。
高島トレイルスタート地点
雲の中ブナ林の登山道を登り最初のピーク、乗鞍岳山頂へ
乗鞍岳山頂はまだ雲の中でしたが、その後一気に天気が回復、青空が広がりました。青空の下ブナ林と低灌木林の中を歩いて行きます。
ただ日本海からの北風が強く寒いです。
黒河峠に7:45に到着、ここには高島トレイルで唯一の登山者用のトイレがあります。
黒河峠には林道が上がって来ていて峠まで車で入れます。ここから赤坂山を目指します。
赤坂山
赤坂山山頂
赤坂山から大谷山まで約4キロは「萱と」の稜線でした。まさか「萱と」の稜線があるとは思ってもいなかったのでビックリです。
赤坂山と大谷山の間は展望最高! 南側には眼下に琵琶湖、北側には日本海(若狭湾)が見えています。
山もたくさん見えていますが、名前がわかるのは前日に登った伊吹山だけです。(笑)
大谷山山頂
大谷山から登山道の様相が一変しました。ここから先とにかく登山道が不明瞭、微かな踏み跡と赤テープ・「高島トレイル」と書かれた黄色テープを探しながら進みます。
今はまだ葉っぱが出ていないので樹林帯の中でも比較的先が見えて「赤」「黄」テープを探せますが、これで葉っぱが生い茂ったらさらに登山道を見つけるのが難しくなりそうです。
アルプスや関東周辺の山の感覚だと、もし「高島トレイル」と書かれた黄色テールがなく赤テープだけだったら 「ここ赤テープあるけど踏み跡なさ過ぎ、ここ間違ってる廃道だよ。」 と言ってもみんな納得しちゃうと思います。それほど登山道は不明瞭です。
抜土
10:40に抜土に到着、ここは林道が上がって来ていて水場もあります。水も豊富でテントを林道に張れるので高島トレイルで一番良いテン場でした。
ここから先水坂峠の水場までかなりの距離があります。ここで水を補給して進みます。
大御影山に11:55に着きました。
大御影山山頂から日本海方面
高島トレイルの最高峰「三重嶽」(974m)に13:40に到着
三重嶽山頂から伊吹山
登山道は相変わらず不明瞭、このころから 「今回最後まで行くのは無理だな。」 と思うようになりました。 「こんな不明瞭な登山道を夜ライトを頼りに歩くなんて無理・不可能です。暗くなった瞬間に登山道を見失います。」
武奈ヶ嶽に15:15に到着
武奈ヶ嶽山頂から三重嶽
山頂で今回どこまで行って下るか地図を見ながら検討、それで今回は42キロ地点の「桜峠」までにしました。
桜峠は道路が通っていて1時間ほど歩けば「道の駅・くつき新本陣」があり、ここには高島トレイルの終了点の「桑原」からバスが来ています。次回後半部分を歩くときは、道の駅に車を置いて桜峠まで歩きトレイルに入り終了点まで行ってバスで戻って来れます。
そして今日のテント場は桜峠の4.5キロ手前の水場水坂峠に決めました。
水坂峠まであと4キロチョット、ペースを落としてダラダラ下って16:40に水坂峠に着きました。
水坂峠の水場
水坂峠は高島トレイルで一番標高の低い280m、道路が通っています。ただテントを張るスペースはあまりありません。テントはこれから後登山者はもう来ないだろうと登山道に張りました。
のんびり日本酒を飲みながら夕飯を食べてまだ明るい7時前には寝ちゃいました。
夜10時前ライトの明かりで目が覚めました。何と登山者です。登山道上にテントを張っていたので声をかけるとトレランの人で、朝国境スキー場を出発して夜ずっと動いて終了点を目指していたけど、暗くなるとすぐ登山道を見失い2時間近くウロウロしてやっとここにたどり着いたとのことでした。
高島トレイルに来たのは初めてで、やっぱりこんなに登山道が不明瞭だと思わなかったとのことで、「ここは夜歩くのは無理、今日はここで止めて帰る。」 と言って下山して行きました。
高島トレイル、まさかこんなに登山道が不明瞭だとは思いませんでした。大谷山から先はずっと踏み跡と赤テープと「高島トレイル」と書かれた黄色テープを探し確認しながらの歩きでした。
この時期はまだ葉っぱがあまり出ていないので樹林帯の中でも先が見えてテープを探せますが、もう少しして葉っぱが出るとさらに登山道を探すのが難しくなると思います。
大谷山から先は昭文社の「山と高原地図」なら間違いなく「赤の破線」、場所によってはそれ以下の廃道に近い場所もありました。
ただ登山道を探しながらの山歩きは久しぶりだったので楽しかった~。
今日は日本海からの冷たい北風が吹いていたので助かったけど、標高が低いのでGWでもけっこう暑いです。特に水場の抜土と水坂峠の間は距離があるので天候によってはかなり水を持って行かないと厳しいでしょね。
国境スキー場(愛発越)(5:20)~黒河峠(7:45~7:55)~抜土(10:40~10:55)~大御影山(11:55~12:10)~三重嶽(13:40~13:55)~武奈ヶ嶽(15:15~15:30)~水坂峠(37キロ地点)(16:40)
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