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2013年5月

朝日連峰・・・・3日目

                            1日目・・・日暮沢小屋~竜門小屋は「ココ」

            2日目・・・竜門小屋~以東岳往復~大朝日岳往復~竜門小屋は「ココ」

 

「3日目・・・・竜門小屋~日暮沢小屋」

 4時に起床、昨日から吹いていた強風は一晩中吹いていました。
    

 今回の山行で一番心配していたのが、下山日・今日の天気です。昨年竜門小屋から日暮沢小屋へ下った時、登山道がわからずかなりウロウロして苦労しました。
 今回よ~く見ながら登って来たけど、それでも雲の中になって視界が悪いとやっぱりわからなくなりそうです。

  そして朝起きて外を見ると・・・。

 

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     「今日も快晴~! 良かった~。」

 

    朝飯を食べて小屋の掃除をして4:50に出発

  
   月山

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   寒江山・以東岳

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   遠くは鷲ヶ巣山?

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   月山とこれから下る日暮沢小屋への尾根

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    山頂から100mほどは急な雪の斜面、朝で雪が締まっているので、ガシガシ走るように一気に下って行きます。

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       竜門山山頂から100mほど下りると清太岩山まではほぼ登山道が出ています。

    竜門小屋・寒江山・以東岳

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  大朝日岳~西朝日岳

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  月山

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   「もう少し下ると稜線から外れて朝日連峰の峰々ともお別れ、また来るからね~。」

 

  
  ユーフン山・清太岩山

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    「清太岩山からは雪、登山道は雪の下、今日はここからが本番です。」

 

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   「尾根から外れて支尾根に入る地点、ここから右下に下って行きます。前回はここがわからず、このままもう少し尾根伝いに下ってしまいました。 ここからしばらくは尾根と言うよりもブナ林の中の広い斜面を下って行きます。」

 

 
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   「この付近の残雪の上にあるブナ林の新緑はまだ出たばかり、鮮やかなグリーンになるのはもうチョット後ですね。(ちょうど今ぐらいかな)

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  「登りで何ヵ所か見た「赤布」や太い枯れ木を確認しながら下って行くと、ブナの新緑もだんだん多く鮮やかになっていきます。」

 

 950m地点から再び登山道になり、後は鮮やかな新緑のブナ林の中を下って日暮沢小屋に7:15に着きました。後は林道を30分ほど歩くだけです。

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   途中山菜取りに来た人と

 「今年は雪が多くていつもなら「ぜんまい」がたくさん取れるこの上がまだ雪の下だぁ。」 とか

 
 「先週この下の川の向こうっ側にでっかい熊がいた。」 とか

  「こごみたくさんあるだろ、こごみは茹でて「一夜漬けの素」に漬けて食べると美味~ぞ~。」 とか

 ちょうど横に咲いていたニリンソウを見ながら

  「ニリンソウも美味いぞ~、ただトリカブトと似ているから注意してな。」

 とかしばらく話をして8:00に車に戻りました。

 

  大江町に向かう途中の「柳川温泉」(ここ朝6:00からやっていて、しかも300円)でしばらくウダウダと時間をつぶして向かったのがここ

  寒河江市の「ふもと」

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 「冷やし肉そば」

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  「これ美味い! そばも美味いし汁がまた美味い! しかも量もあるんで山から下りてきてお腹が空いている時でも十分満足。」

 食べた後道の駅「大江」で「こごみ」を買って、まだ早いので渋滞にも巻き込まれず夕方には家に着きました。

 

 

  今日天気が良くて良かった。

 今回一番していた今日の天気、晴れて良かった。もし天気が悪く視界がなければ、今日はただ下りるだけなので、ゆっくり回復するのを待って出発するつもりでした。
   
 また回復見込みのなさそうな天気だった場合、分かりやすい大朝日岳から小朝日岳経由で日暮沢小屋に下りることも考えていたので、天気が良くて良かったです。

 

  やっぱり朝日連峰は良い!、飯豊とともに東北のビッグ2です。

  東北はまだ登ったことのない山がたくさんあるのですが、朝日と飯豊は別格、毎年のように登りたくなります。

  この時期の朝日はまだ登山口まで車が入れない場所も多く、また小屋の水場もほとんどまだ出ていないので登山者が非常に少なく、静かな山登りを楽しめます。
   
  ただ日暮沢小屋から竜門山への登山道のように、まだ雪で覆われている場所も多く、天候が悪いと登山道がわからなくなるような場所や沢筋の登山道で雪崩の危険がある場所も多いので十分コースを検討することが必要ですね。
   
  

 今回また大鳥池には行けませんでした。次回は必ず行きたいと思っています。

 それと朝日連峰はあのすごい紅葉を見に秋にまた行きたいです。

 

 

 竜門小屋(4:45)~日暮沢小屋(7:15)~車(8:00)

 

 


 








 

  

 

  








 

 

朝日連峰・・・・2日目

                    1日目「日暮沢小屋~竜門小屋」は「ココ」

 

「2日目・・・竜門小屋~以東岳往復~大朝日岳往復~竜門小屋(泊)」

 朝4時にウグイスの声で目が覚めました。

 「そう言えば昨年もウグイスの声で目が覚めたなぁ・・・。」 と昨年はシュラフの中でしばらくウダ~としたけど、今回は「ガバッ!」っと起きて外を見ます。

 まだ日が上がってないけど、

 「快晴~!」 

 そして

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       バタバタと準備して4:40に出発、まずは1年前は天気が崩れそうで行くのを止めた以東岳に向かいます。 

     月山

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  飯豊連峰

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 風は相変わらず吹いていますが、今日は日差しがあるので寒くはありません。稜線はたまに雪田を横切る程度でほとんど登山道は出ています。

   大朝日岳

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   以東岳と狐穴小屋

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   「以東岳は相変わらず大きい!」

 以東岳と以東小屋

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    以東岳に7:00に到着

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   大鳥池

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    「うわ、大鳥池まだ真っ白!」

  「これじゃあ、大鳥池までの登山道はまだ雪の下で雪も起きますね。でも行って見たかった大鳥池は今回もダメだった。次回こそ・・・。」

 

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  「月山は以前GWに山スキーで行っただけ、花の季節にも行って見たいですね。」

 

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   「昨年は行けなかった飯豊連峰、今年はハクサンイチゲが咲く時期に行きたい。(もう時期だ)

 

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   「遠くに薄っすらと鳥海山、夏にまた行きたいなぁ。」

  昨年象潟口から登ったから今度は別のコースから登ってみたい。ただ鉾立で日本海に沈む夕日を見ながらのビールと車中泊はまたやりたいなぁ。

  

    30分ほど山頂で景色を眺めてから竜門小屋へ戻ります。

   
   

  以東岳にいたときは少し靄のような薄い雲が広がっていたけど、戻り始めると視界がくっきりとしてきました。

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   「月山と鳥海山揃い踏み!」


   寒江山山頂

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   大朝日岳

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  竜門小屋に10:00に戻り、少し休んで大朝日岳に向かいます。
    

  
  

  ところが竜門山から西朝日岳の間は普通に歩けないような凄い強風です。険しい場所はないので怖くはないのですが、たまによろけて押し倒されそうになります。

 西朝日岳の下りは急な雪の斜面を下るので、あそこでこの風は嫌だなぁと思っていたのですが、幸い西朝日の山頂で風は弱まりました。


    
西朝日岳山頂

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   大朝日岳

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   西朝日岳山頂から100mほど雪の斜面を下った登山道には、昨年も流れていた水が今年も流れていました。これで今日明日の水は確保、帰りに汲んで帰ります。

 

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   大朝日岳手前の中岳は、山頂へは行かず東側の雪の斜面をトラバースして大朝日岳とのコルに出ます。この雪の斜面は谷底まで続いていて 「滑ったら谷底まで行っちゃうかも?」 って感じの斜面です。

   大朝日岳と大朝日小屋

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     大朝日岳に11:55に到着

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   このころになると周りに雲が出てきて、飯豊や鳥海山は見えなくなっちゃいました。

  小朝日岳と月山

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   中岳・西朝日岳と以東岳方面

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   さすがに大朝日岳には登山者がいるだろうと思っていたのですが、まさかの0、山頂独り占めでした。唯一遠く小朝日岳に向かう単独の人が見えるだけ、ここで会わないってことは今日も人に会いそうにないですね。(笑)

 
  
 
 
  ザックを小屋に置いてカメラだけ持って山頂に登ったのですが、30分ほど景色を眺めていました。

  小屋に下りてパンを食べてから竜門小屋に戻ります。

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  山頂下で水を補給して西朝日岳まで来ると、またよろけるような強風でした。おそらく西朝日岳と竜門山の間は地形の関係で西風の通り道になっているみたいです。

 

 よろよろしながら竜門山に向かうと、西朝日岳のころ雲が張って少し暗かった空が再び明るくなりました。

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    そして竜門小屋に14:40に戻りました。

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    後はワインを飲みながら本を読んで時間をつぶし、5時過ぎには夕飯を食べ、6時過ぎに日没を見てすぐ寝ちゃいました。

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   今日は朝から1日晴れ!、風は強かったものの日差しがあったので寒くもなく良い山歩き日和でした。 

   
        
    

  やっぱり朝日連峰は良い!、

  竜門小屋から向かうと大朝日岳は手前にある西朝日岳とあまり高度が変わらないので大きく見えないけど、以東岳はド~ンとすごく大きくて立派です。また以東岳に向かう稜線も丸くなだらかな稜線で気持ち良いです。

  1年前に来た時は天気が崩れそうで以東岳まで行けなかったので、今回は行けて良かった。

 
     

  
  以東岳往復では人はいないだろうと思っていたけど、大朝日岳でも誰にも会わなかった。たしか昨年も2日間で2~3人しか会っていないので、やはりこの季節の朝日は登る人も少なく静かで良いです。
   

  大鳥池はまさかまだ「白い」とは思ってもいなかったです。あれじゃぁ泡滝ダムから大鳥池への沢筋の登山道は行けないのも仕方ないですね。
 ただ今回も大鳥池へ行けなかったので、次回朝日連峰に来るときは必ず行きたいなぁ。

 

 

 

 竜門小屋(4:40)~以東岳(7:00~7:30)~竜門小屋(10:00~10:10)~大朝日岳(11:55~12:25)~大朝日小屋(12:30~12:40)~竜門小屋(14:40)

 

 

 

朝日連峰・・・・1日目

  毎年今ごろになると、ブナの新緑と残雪の山に行きたくなります。今回は昨年と同じ朝日連峰へ行って来ました。

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   当初は泡滝ダムから大朝日岳を往復するつもりでした。ところが今年は大雪で泡滝ダムから大鳥池までの登山道がまだほとんど雪で覆われ雪崩の危険もあるとのことでダメ!、場所を替えて沢筋をほとんど歩かない日暮沢小屋から竜門山に上がって以東岳と大朝日岳に登ることにしました。

 

「1日目・・・日暮沢小屋~竜門小屋(泊)」

 やっぱり朝日は遠い、途中高速のPAで力尽きて仮眠、 目を覚ますと

   「あれ、明るい?・・・、寝過ごした~。」

 急いで向かったのですが、日暮沢小屋の2キロほど手前に着いたのが8時半過ぎでした。 

  ここ、昨年車を止めた場所と同じ場所、横に小さな湿原があって水芭蕉が咲いています。ただ昨年は雪が全くなかったのですが、今年は半分ぐらい雪に覆われていました。

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    急いで準備して9時に出発しました。

 

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  「新緑がきれいです。」

 

 
  
林道には雪はないですが、まだ倒木や石がかなりあります。ただ樹林の中は雪がかなり残っていて昨年よりかなり多いです。

 

    日暮沢小屋に9:30に到着

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    小屋手前の日暮沢は裸足になって渡りました。

 

   小屋のすぐ上からいきなり急登、ブナ林の中を登って行きます。

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  「ブナの新緑が良いですね~。」

 

   950m付近からは登山道は完全に雪に、昨年ここを下った時は下山路を探すのに登ったり下ったりトラバースしたりとウロウロウロウロとかなり苦労しました。地形や赤布を見て確認しながら登って行きます。

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  何ヵ所かの「赤布」は標高をチェックしておきました。それでも下山時ガスの中だと下山はかなり苦労しそうです。

     竜門山への途中にある「清太岩山」と「ユーフン山」

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   「大朝日岳は残念ながら雲の中です。」

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  「清太岩山から上は登山道が出ている部分が多く、雪のない所にはカタクリが咲いていました。」

  
   

   竜門山と竜門小屋

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   山頂直下の登山道に雪解け水が流れていたので今日明日の水を確保、13:00に稜線に着きました。

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  「天気が良ければ荷物を小屋に置いて大朝日岳を往復するつもりだったけど、大朝日岳は雲の中だし風が強くて寒いので今日はここまで、小屋に向かいます。」

 

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   小屋に13:15に到着、予想通り小屋は独り占めです。

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   今年のGWは天気が良かったので20人ぐらい泊まったみたいです。ただGW明けは2人目みたいです。

  持ってきたビールとワインを飲みながら本を読んで過ごし、5時ごろから夕飯を食べました。

 

   5時過ぎになると今まで曇っていたのが一気に晴れ上がりました。

 
   

   月山

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   今日登って来た尾根

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   寒江山

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   西朝日岳

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   鳥海山

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   「一気に晴れ上がって快晴に!   明日の天気に期待して、日が沈んだらすぐに寝ちゃいました。」 

 

 

  昨年に続いて今年も朝日連峰へ、「やっぱり朝日は良いね~。」 今年はまずは以東岳がねらいです。

    
      
      

  昨年竜門山から日暮沢小屋への下りで下山路がわからずかなりウロウロしたので、地形や「赤布」の位置をよ~く確認しながら登って来ました。ただそれでも雲の中の下山だとやはり苦労しそうです。

 今日は寝過ごして出遅れるし、天気があまり良くなく大朝日岳には行けないしと予定通りいかなかったけど、夕方一気に回復して快晴になりました。明日も引き続き快晴になることを期待です。

 

 

  日暮沢小屋の2キロほど手前(9:00)~日暮沢小屋(9:30)~竜門山(13:00)~竜門小屋(13:15) 


   

 

 

  

 

 

 

大菩薩嶺~湯ノ沢峠

   新緑の大菩薩嶺~湯ノ沢峠へ行って来ました。

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   GWはガッツリ歩いた山歩きだったので、今回は車を2台使って新緑の稜線をのんびり歩く山行です。

 

  前日集合場所の道の駅「甲斐大和」で車中泊、翌朝まず湯ノ沢峠に行き車を1台置いて、登山口の上日川峠に向かいました。

    湯ノ沢峠付近から富士山

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    上日川峠に着いて朝飯を食べようとすると・・・、

  「あっ忘れた!」 

  湯ノ沢峠に置いてきた車に、食べ物を入れた袋の2つのうち1つ忘れました。 

 「うわ~、参ったなぁ~。」 

   ・・・・・・・

 幸い「ロッヂ長兵衛」が開いていたので買うことができ助かりました。

 

  朝飯を食べて6時半に出発しました。

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  「快晴の青空に向かって登って行きます。」

   稜線に到着

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    「富士山ド~ン!」

 
  

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   「南アルプスも全景が見えています。」

 

     大菩薩嶺に7:40に到着

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   大菩薩嶺は樹林帯の中、展望はありません。写真だけ撮ってすぐ大菩薩峠に向かいます。


   
これから向かう石丸峠から小金沢連山方面

  
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 大菩薩峠から大菩薩嶺方面

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   「大菩薩嶺~大菩薩峠~石丸峠~湯ノ沢峠への稜線は、笹原と樹林帯が交互に出てくる気持ち良い稜線が続きます。」

 

      牛奥ノ雁ヶ腹摺山に10:15に到着

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   ここで昼食にします。

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   南ア南部

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   「すっかり初夏の陽気で日差しが強く暑い!、木陰に座ってゆっくり昼食です。」

  

    45分休んで出発、後は黒岳を登れば湯ノ沢峠に下るだけです。

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   湯ノ沢峠に12:20に到着、

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  車で上日川峠に戻り、もう1台の車を回収して、「天目山温泉」(500円)に入って帰りました。

 

 

  快晴の青空の下、大菩薩嶺~湯ノ沢峠の稜線は、笹原と樹林帯が交互に出て来て、富士山や南ア全景・八ヶ岳まできれいに見え、気持ち良い稜線歩きでした。日差しも強く暑いぐらい、すっかり初夏の陽気でした。

 

 

 上日川峠付近や中腹のカラマツの新緑を期待していたのですが、まだ葉っぱが出たばかりで、「明るいグリーンのカラマツ林」を期待していたのですが、少しは早かったです。

 

  大菩薩周辺は毎年のように行くのですが、大菩薩から笹子付近までテントを持って晩秋から初冬あたりに歩いてみたいですね。

 

 

  上日川峠(6:30)~大菩薩嶺(7:40)~小金沢山(9:30~9:45)~牛奥雁ヶ腹摺山(10:15~11:00)~湯ノ沢峠(12:20)

 

 

 

 

 

高島トレイル(スルー編)・・・3日目

                    1日目・・・国境スキー場~水坂峠(38キロ地点)は」「ココ
                    2日目・・・水坂峠~ナベクボ峠(68キロ地点)は「ココ」

  「3日目・・・ナベクボ峠~桑原(80キロ・終了点)」

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  4時過ぎに起床、夜中シカの鳴き声と足音で何度か起きたけどグッスリ寝れました。朝食を食べた後、さすがに水場の細さに不安を感じて500cc煮沸してペットボトルに入れて5:10に出発しました。

  今日残り12キロ、10時前には終了点の桑原に下山できそう、まずは最後の水場のある地蔵峠を目指します。

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     「今日も快晴の青空で迎えました。」

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   麓は朝靄の中です。

 

 
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   「朝日に照らされたブナの木がきれい!今日もブナ林の中を歩いて行きます。」

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 地蔵峠には林道が上がって来ていて峠の部分にゲートがあって通り抜けられないので、林道上にテントを張れます。
  水場はよく探したわけではないのですが、「これか~?」 と言うチョロチョロ流れているのがありました。これだと秋の渇水期はかなり不安???です。

  岩谷峠の手前で1ヶ所かなり不明瞭な場所があってウロウロしたけど無事に発見し通過、そして高島トレイル最後のピークで2番目に高い三国山(959m)に8:00に着きました。

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 三国山も高島トレイルのらしく?樹林帯の中、葉っぱが出ると全く展望はなさそうです。

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   展望があればコーヒー沸かしてゆっくりするか、と思っていたのですが、ないので少しだけ休んで下ります。

  後はブナ林の中を下るだけです。

  麓が見えてくると

 「あ~ビール飲みたい~! ビール飲むぞ~!」 「あ、まだこんな時間じゃあ、お店やってないか?」 「う~ん、どうせ個人商店だろうから開けてもらおう。」

 と頭の中は、 だけです。(笑)

   そして9:25に桑原の集落に到着

 

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  「高島トレイル終了~、やっぱり最初からスタートして良かった!」  


  「バスまで30分チョットとタイミングも最高! さぁビールだ!」

  
   

    ところが・・・・

  「あれ?、お店がない!、  ハ~ア  」 

 

  バス停に4日間で歩いて来たという単独の人がいて、話をしながらバスバス電車と乗り継いで12時前に車の置いてあるマキノ駅に戻りました。その後マキノ高原にある「温泉さらさ」に入って帰宅、思っていたほど渋滞は酷くなく帰れました。

 

 

   ナベクボ峠(5:10)~三国山(8:00~8:20)~桑原(9:25)

 

 

 

 「前回の終了点の桜峠からではなく、最初からスタートして80キロをスルーで歩いてやっぱり良かった~!」
    

 「天気も良かったし唯一残念だったのは下山祝いのビールが飲めなかったことぐらいです。(笑)」

 

   「高島トレイルは行く前のイメージと全く違い「ブナのトレイル」でした。」

 水坂峠までの前半はブナ林と低灌木林と「萱と」のトレイル、後半はまさにブナ林のトレイルでした。GWは標高の低い部分は新緑が出て明るいグリーンのトレイル、高い場所はまだ葉っぱが出てないトレイルと2種類が楽しめました。

 

  高島トレイルは展望を楽しむ山じゃないです。赤坂山から大谷山間の「萱と」の稜線以外は全山樹林に覆われた山で、展望が開ける場所はあまりありません。山頂も展望はせいぜい180度ぐらい、しかも稜線が曲がりくねっているので、数時間前に歩いた山が対岸に見えたりして、遠くまで見通せる場所はさらに少ないです。

 

   「高島トレイルは、トレイルが不明瞭なところが良いです。」

 大谷山から先はずっと踏み跡と「赤」と「黄」テープを探し確認しながら進むトレイルでした。こう言うトレイルに慣れていない人は初めは戸惑うと思いますが、慣れて来ると楽しいです。今日本の山の登山道はどんどん整備されて階段や木道ばかり増えています。せめてここだけは、これ以上整備をしないで、この不明瞭さを維持していってほしいですね。

 

 

  登山者もGWにもかかわらず非常に少なかったです。

 標高が低いので5月後半ぐらいから9月ぐらいまではかなり暑いと思います。さらに葉っぱが生い茂ってしまい「赤」「黄」テープを見つけ辛くなり、夏場は登山に適しているとは思えません。
  そういう点ではGWはベストシーズンだと思うのですが、3日間で会ったのは30人弱ぐらい、そのうち半分以上は展望の良い大谷山までで、テント装備を背負って縦走していそうだったのは10人ぐらいです。

 

   次は紅葉の時期に縦走してみたいですね。紅葉は標高が低いので東北や信州の紅葉が終わった10月末から11月初めぐらいみたいです。
  ただ一番の問題は水、そのころ枯れていそうな水場がありそうです。

 

 

   「さ、次は秋に○○トレイルかな。」

 

  
  

高島トレイル(スルー編)・・・2日目

                          1日目「国境スキー場~水坂峠はココ

 「2日目・・・水坂峠~百里ヶ岳~ナベクボ峠(68キロ地点)(テント泊)」

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     4時半に起床、5:25に出発しました。今日は前回下った桜峠を通り過ぎてナベクボ峠(68キロ地点)まで、昨日と違って1日安定した晴れのようです。

 

  水坂峠にある二の谷山登山口

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    水坂峠からはいきなり急登で始まり1時間チョットで高島トレイルの中間点二の谷山に着きます。

 

  二の谷山山頂

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     二の谷山は樹林帯の中で展望は全くありません。ここから一気に下がり前回の終了点の桜峠へ

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  「さあ、今回はここからが本番!」、1キロほど舗装路を歩いて行者山登山口に向かいます。

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    行者山登山口付近には水場がありますが、この付近は牧草地で近くに住宅もあります。テントを張れる平らな場所はたくさんあるけど、実際に張るとなると場所を考えないとダメですね。

 

  行者小屋登山口を7:15、行者山山頂まではめずらしく杉の針葉樹林の中を登って行きます。

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    行者山山頂は針葉樹林の中で展望は全くありません。
     

   
  行者山山頂を過ぎるとブナ林になり、その後ナベクボ峠までず~~とブナ林でした。


  横谷峠までいったん下がった後、駒ヶ岳へ登って行きます。

  横谷峠からすぐにトレイルの整備をしている高島トレイルクラブの人たち5人と会い、少し話をして最後に 「できればこれ以上整備をしないでこの不明瞭さを残してほしいなぁ。」 と勝手なことを言って別れました。

 

     
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   「うわ~気持ち良いなぁ!」

  駒ヶ岳手前のブナ林は、ブナの木は大きく新緑もきれい、なぜか下草がなく歩きやすい稜線で、気持ち良いトレイルを駒ヶ岳に向かって登って行きます。

 

   高島トレイルのブナ林は東北や新潟のような巨木と言われるような太く大きい木はあまりないのですが、唯一駒ヶ岳山頂の手前あたりは立派な木が多く、高島トレイル一番のブナ林です。

 
   

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  10:50に駒ヶ岳に到着

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  駒ヶ岳は東方面?しか展望はありませんでした。このあとは水場のある木地山峠に向かいます。

 

  駒ヶ岳

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  木地山峠に12:25に到着

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 木地山峠は幅1mほどしかない狭い峠でした。水場はそこそこ流れていますが、秋の渇水期にはチョロチョロ程度かもしれません。
 また峠周辺はテントを張る場所はほとんどありません。峠にせいぜい1~2人用を1張り、峠の手前のトレイル上にやはり小型のテントを2~3張りぐらいです。

 

   木地山峠からは今日の最高地点「百里ヶ岳」を目指します。周りは相変わらずきれいなブナ林です。

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  百里ヶ岳山頂に13:25に着きました。

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  駒ヶ岳

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   その後もブナ林のトレイルを歩いて16:20に今日のテント場ナベクボ峠に着きました。

 

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 ナベクボ峠も木地山峠と同じように峠の幅は1mほどしかありませんでした。水場も少なくチョロチョロ程度、秋の渇水期に流れているかは??です。
  テントを張れる場所も少なく峠に1~2人用を1張り、その他は峠の手前の登山道上に数張りぐらいです。


  テントは前日と同じように登山道上に張りました。ただ前日の水坂峠は少しジメジメした針葉樹林の中でしたが、今回はブナ林の中で乾燥していて快適な場所です。

  テントの中に寝っ転がって日本酒の飲みながらウダウダ過ごし、夕飯を食べて7時前には寝ちゃいました。

 

 

 

 朝から1日晴れ!、昨日と同じように日本海からの冷たい北風が吹いて快適なトレイル歩きでした。

  トレイルは相変わらず不明瞭で踏み跡と赤・黄テープを探しながらです。唯一百里ヶ岳周辺は比較的はっきりしていて、百里ヶ岳を日帰りで登りに来る人が多いみたいです。

   
  

  
トレイルは1日目のブナ林・低灌木林・「萱と」と違って、行者山への登り以外はすべてブナ林のトレイルでした。
  
高島トレイルのブナ林は東北や新潟のブナ林のような巨木と言われる太く大きい木はないのですが、駒ヶ岳山頂手前のブナ林は大きく立派な木が多く見事なブナ林でした。

  
  GWだと言うのに人は少なかったです。今日途中で会ったのは横谷峠の上でトレイル整備の人たちが5人、他は百里ヶ岳の前後で4人パーティーと単独の人だけ、もちろんナベクボ峠でテントを張ったの僕だけでした。

  今回通過した水場は3ヵ所、行者山登山口は水は豊富ですが、周辺は牧草地でテントを張るような平らな場所はたくさんあるのですが、近くに住宅があり、実際張る場所は考えないとダメそうです。
 木地山峠と今回張ったナベクボ峠はどちらもテントを張る場所は小型のテントを数張り程度しかありません。また水も水量が少なく秋の渇水期はあるかどうか??です。

 

 

 

 

 

  水坂峠(5:25)~桜峠~行者山登山口(7:15)~横谷峠(9:00~9:15)~駒ヶ岳(10:50~11:00)~木地山峠(12:25~12:45)~百里ヶ岳(13:25~13:40)~ナベクボ峠(68キロ地点)(16:20)

 

  
  

 

 

 

高島トレイル(スルー編)・・・1日目

 GW後半再び高島トレイルへ行って来ました。

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  GW前半桜峠で下りたときは、次回は桜峠から終了点まで日帰りで歩こうと思っていました。 ところが

 「やっぱり高島トレイルは最初から最後まで80キロをスルーしなくちゃ面白くないよな。」

 と言う気持ちが日に日に強くなり、GW後半の計画を変更して再びやって来ちゃいました。(笑) 今回は2泊3日です。

 

「1日目・・・国境スキー場~水坂峠(38キロ地点)(テント泊)」

 前回と同じマキノ駅前の駐車場に車中泊してタクシーでスタート地点の国境スキー場へ、前回と同じ水坂峠までですが、午後は天気が不安定で雨が降るかもしれないとのことなので、前回より1時間早い4:20にライトを点けてスタートしました。
 スキー場トップに着いてトレイルに入るころは薄明るくなると思います。

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   登山道に入るとすぐブナ林、稜線に出ると低灌木林になって乗鞍岳を目指します。

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   乗鞍岳山頂

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   琵琶湖と伊吹山

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   そして再びブナ林の中へ

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   黒河峠が近づき標高が下がるとブナの木も新緑が出て来てました。

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   赤坂山

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   赤坂山の手前から「萱と」の稜線になります。

    赤坂山山頂に7:45に到着

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   「赤坂山山頂は、高島トレイルで数少ない360度展望できる山、南側には眼下に琵琶湖、北側には日本海が見えます。」

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   赤坂山山頂の琵琶湖と反対側には日本海が見えます。


 赤坂山の麓のマキノ高原のオートキャンプ場、すごい人出です。

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    大谷山への「萱と」の稜線

 
  
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  大谷山山頂

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   「快適な萱との稜線歩きはここで終わり、ここからは微かな踏み跡と赤・黄テープを探しながらの不明瞭なトレイルに突入です。」

  「抜土」と呼ばれている峠

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  「抜土」は高島トレイルの数少ない水場の中で一番水量が多い場所、また林道があるのでテントを張る場所も多く、高島トレイルの中でベストのテント場です。


 
抜土を過ぎると次の水場は今日テン泊予定の水坂峠で18キロ先と距離があります。ここでしっかり水を補給して行かなきゃと思っていたけど、前回と同じように冷たい北風が吹いているので助かりました。

 

   抜土から大御影山に向かってブナ林を急登します。高度を上げると再びブナの新緑はなくなりました。

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  大御影山に10:35に到着

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   高島トレイル最高峰、三重嶽

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   三重嶽はこの後向かいますが、稜線が大きく曲がっているので、谷を挟んで対岸に見えます。

  
  三重嶽に12:25に着

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   山頂から琵琶湖と伊吹山がきれいに見えていました。

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   三重嶽からしばらくは低灌木林を下って行きます。ここは葉っぱが出るとかなり分かり辛そうです。

 

 
  
武奈ヶ嶽に13:55に到着

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   三重嶽

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   午後心配だった天気も何とか今日のテント場の水坂峠までもちそうです。後はダラダラ下るだけです。

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   そして今日のテント場の水坂峠に15:20に着きました

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   水坂峠に着くと同時に雨が降り出しました。道路の向こう側に少し平らな場所(狭いです)があるのは分かっていたのですが、峠が風の通り道になっていて風が当たります。なので風が当たらず針葉樹林の中で雨も多少遮られる前回と同じ登山道上にテントを張りました。

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  水坂峠の水場はそこそこ水量がありますが、ただ生水としては気にする人は煮沸するか濾過するかした方が良いと思います。(僕は気にせずガブガブ飲んだけど・・。)
  テントを張れる場所も少なく、登山道上の平らな場所か水場の奥にある堰堤の上流ぐらいしかありません。

  

  幸い雨は弱く2時間ほどで止み樹林の中なのでほんの少し濡れただけで済みました。テントの中でコーヒーと日本酒を飲みながらウダウダして過ごし、夕飯を食べて7時前には寝ちゃいました。

 

 

  再びやってきた高島トレイルスタート地点、前回と違って朝から晴れ!、また前回と同じように日本海からの冷たい風が吹いていたので快適な1日でした。

 

 高島トレイルは標高が低いこともあって展望がそれほどすぐれた山域ではありません。ただ南側が開けると眼下に琵琶湖、北側が開けると日本海が見えます。遠くの山は唯一三重嶽付近から白山が、そしてその南に荒島岳?付近が見えました。

 

  水坂峠までの高島トレイルの前半は、ブナ林と低灌木林と「萱と」の稜線。
 ブナ林は標高の低い場所では新緑が出て明るいグリーンの中のトレイルでしたが、標高の高い場所ではまだ葉っぱが出ていませんでした。
  低灌木林はまだほとんど葉っぱは出ていませんでした。ただ低灌木林のトレイルは木のトンネルの中を進んで行くような場所が多く、葉っぱが出ると赤・黄テープがかなり見つけにくくなって進みづらくなると思います。

  
  

  高島トレイルは標高が低いので5月も後半になるとかなり暑そう、春のシーズンは雪が消えてから5月半ばぐらいまでかな?って感じで短く、GWはまさにベストシーズンだと思います。
 それでも「萱と」の大谷山までは展望が良いこともあってかなりの登山者(といっても10数人ですが)と会ったのですが、大谷山から先は4人しか会いませんでした。その中でテント装備で縦走をしていたのは、半数以下って感じでした。
 やっぱり水場が少ないことが一番の問題でしょうね。

 

 

 国境スキー場(4:20)~赤坂山(7:45~8:00)~抜土(9:30~9:40)~大御影山(10:35~10:45)~三重嶽(12:25~12:40)~武奈ヶ嶽(13:55~14:15)~水坂峠(15:20)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高島トレイル(桜峠まで)・・・2日目

                         1日目(国境スキー場~水坂峠は「ココ」

「2日目・・・水坂峠~桜峠」

   
  今回の終了点桜峠までは4キロチョット、その後道路を1時間ぐらい歩けばバス停に着きます。

  4時半過ぎに起床、朝飯を食べて5:25に出発しました。

  
  水坂峠の二ノ谷山への登り口

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  峠周辺は針葉樹林ですがすぐブナ林になります。

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   1時間弱で高島トレイルの中間地点の二の谷山に到着

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  山頂は樹林帯の中で展望はありません。ここからダラダラ下って今回の終了点42キロ地点の桜峠に6:50に着きました。

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   ここからは道路を1時間弱歩いてバス停に到着、バス・電車と乗り継いで11時前には車の置いてあるマキノ駅に戻りました。

 

 

  今回予定通り最後まで行けなかったのは残念だけど、ある意味行けなくて良かった。やっぱり夜なんかに歩いて最後まで歩いてもおもしろくない。

  当初高島トレイルへのイメージは、標高も低いし険しい山でもないので、杉の針葉樹林の多いトレイルかな?、と思っていました。
  ところが歩いてみたら(まだ半分しか歩いていないけど)、まとまった針葉樹林は水坂峠の周辺だけしかなく、他はブナ林と低灌木林そして「萱と」の稜線で、事前のイメージと全然違っていました。

  「萱と」の広がる赤坂山から大谷山以外で360度展望の開けている場所はなく、どの山頂も開けているのはせいぜい180度ぐらいです。展望が開けると南側には眼下に琵琶湖、北側には若狭湾の日本海が見えます。遠くに見える山でわかったのは伊吹山ぐらい、あと三重嶽の手前で遠くに白山が見えました。

  高島トレイルは全体としては北東から南西に走っているのですが、かなり曲がりくねっていて展望が開けると数時間前に歩いた山が谷を挟んで対岸に見えたりします。もっとも特徴的な形の山がないので地図を見て初めて「さっき登った山だ。」とわかる場合がほとんどですが・・(笑)。

 

  桜峠から先(残り38キロ)は5月中には歩くつもりです。今回は冷たい北風で助かりましたが晴れるとすでにかなり暑いし、これ以上葉っぱが出て赤・黄テープが探しづらくなるのも嫌ですからね。GW後半晴れが続かず計画している縦走ができなければ、後半に来るかもしれません。

 

 

 

  水坂峠(5:25)~二の谷山(高島トレイル中間地点)~桜峠(42キロ地点)(6:50)

  
  

  

高島トレイル(桜峠まで)・・・1日目

  高島トレイルへ行って来ました。

  P42800261

 

   GW前半は3日間で高島トレイルの予定でしたが、稜線北側の福井県が27日は雨、そのため2日間に変更しました。

 2日目も夕方まで歩けば楽だけど、下山してからバス・電車を乗り継いで車の置いてあるマキノ駅まで戻り、さらにGWの最終日の渋滞に巻き込まれながら家に帰るのは厳し過ぎ、2日目は昼過ぎには下山したいです。なので1日目は夜2時間・2日目は朝1時間ぐらいライトを点けて歩く予定です。

  ですが・・・

 

「1日目・・・国境スキー場~水坂峠(37キロ地点)(テント泊)」

  4時に起床、 「え~、まだ降ってるよ~・・・、ま~そのうち止むだろう?」 と前日頼んでおいたタクシーでスタート地点の国境スキー場に5時過ぎに到着、まずはスキー場をトップまで登って行きます。

 

   高島トレイルスタート地点

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   雲の中ブナ林の登山道を登り最初のピーク、乗鞍岳山頂へ

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    乗鞍岳山頂はまだ雲の中でしたが、その後一気に天気が回復、青空が広がりました。青空の下ブナ林と低灌木林の中を歩いて行きます。

  ただ日本海からの北風が強く寒いです。

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   黒河峠に7:45に到着、ここには高島トレイルで唯一の登山者用のトイレがあります。

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   黒河峠には林道が上がって来ていて峠まで車で入れます。ここから赤坂山を目指します。

   赤坂山

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  赤坂山山頂

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  赤坂山から大谷山まで約4キロは「萱と」の稜線でした。まさか「萱と」の稜線があるとは思ってもいなかったのでビックリです。

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  赤坂山と大谷山の間は展望最高! 南側には眼下に琵琶湖、北側には日本海(若狭湾)が見えています。 

 山もたくさん見えていますが、名前がわかるのは前日に登った伊吹山だけです。(笑)

 

 大谷山山頂

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 大谷山から登山道の様相が一変しました。ここから先とにかく登山道が不明瞭、微かな踏み跡と赤テープ・「高島トレイル」と書かれた黄色テープを探しながら進みます。

  今はまだ葉っぱが出ていないので樹林帯の中でも比較的先が見えて「赤」「黄」テープを探せますが、これで葉っぱが生い茂ったらさらに登山道を見つけるのが難しくなりそうです。

 

  アルプスや関東周辺の山の感覚だと、もし「高島トレイル」と書かれた黄色テールがなく赤テープだけだったら 「ここ赤テープあるけど踏み跡なさ過ぎ、ここ間違ってる廃道だよ。」 と言ってもみんな納得しちゃうと思います。それほど登山道は不明瞭です。

 

 

 抜土

  P42800311

  10:40に抜土に到着、ここは林道が上がって来ていて水場もあります。水も豊富でテントを林道に張れるので高島トレイルで一番良いテン場でした。

 ここから先水坂峠の水場までかなりの距離があります。ここで水を補給して進みます。

  
  

     大御影山に11:55に着きました。

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    大御影山山頂から日本海方面

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   高島トレイルの最高峰「三重嶽」(974m)に13:40に到着

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   三重嶽山頂から伊吹山

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   登山道は相変わらず不明瞭、このころから 「今回最後まで行くのは無理だな。」 と思うようになりました。 「こんな不明瞭な登山道を夜ライトを頼りに歩くなんて無理・不可能です。暗くなった瞬間に登山道を見失います。」

 

 武奈ヶ嶽に15:15に到着

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  武奈ヶ嶽山頂から三重嶽

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   山頂で今回どこまで行って下るか地図を見ながら検討、それで今回は42キロ地点の「桜峠」までにしました。

 桜峠は道路が通っていて1時間ほど歩けば「道の駅・くつき新本陣」があり、ここには高島トレイルの終了点の「桑原」からバスが来ています。次回後半部分を歩くときは、道の駅に車を置いて桜峠まで歩きトレイルに入り終了点まで行ってバスで戻って来れます。

  そして今日のテント場は桜峠の4.5キロ手前の水場水坂峠に決めました。

   
  水坂峠まであと4キロチョット、ペースを落としてダラダラ下って16:40に水坂峠に着きました。

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   水坂峠の水場

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   水坂峠は高島トレイルで一番標高の低い280m、道路が通っています。ただテントを張るスペースはあまりありません。テントはこれから後登山者はもう来ないだろうと登山道に張りました。

  のんびり日本酒を飲みながら夕飯を食べてまだ明るい7時前には寝ちゃいました。

 

  夜10時前ライトの明かりで目が覚めました。何と登山者です。登山道上にテントを張っていたので声をかけるとトレランの人で、朝国境スキー場を出発して夜ずっと動いて終了点を目指していたけど、暗くなるとすぐ登山道を見失い2時間近くウロウロしてやっとここにたどり着いたとのことでした。
 高島トレイルに来たのは初めてで、やっぱりこんなに登山道が不明瞭だと思わなかったとのことで、「ここは夜歩くのは無理、今日はここで止めて帰る。」 と言って下山して行きました。

 

 

  高島トレイル、まさかこんなに登山道が不明瞭だとは思いませんでした。大谷山から先はずっと踏み跡と赤テープと「高島トレイル」と書かれた黄色テープを探し確認しながらの歩きでした。
  
この時期はまだ葉っぱがあまり出ていないので樹林帯の中でも先が見えてテープを探せますが、もう少しして葉っぱが出るとさらに登山道を探すのが難しくなると思います。
 

  大谷山から先は昭文社の「山と高原地図」なら間違いなく「赤の破線」、場所によってはそれ以下の廃道に近い場所もありました。

  ただ登山道を探しながらの山歩きは久しぶりだったので楽しかった~。

 

  今日は日本海からの冷たい北風が吹いていたので助かったけど、標高が低いのでGWでもけっこう暑いです。特に水場の抜土と水坂峠の間は距離があるので天候によってはかなり水を持って行かないと厳しいでしょね。

 

 

 

  国境スキー場(愛発越)(5:20)~黒河峠(7:45~7:55)~抜土(10:40~10:55)~大御影山(11:55~12:10)~三重嶽(13:40~13:55)~武奈ヶ嶽(15:15~15:30)~水坂峠(37キロ地点)(16:40)
  

 

 





 

 












 

 

恵那山と伊吹山

GW前半は4日間、1日目恵那山・2日目伊吹山へ行って来ました。

 

  「1日目 恵那山」


  恵那山は百名山に選ばれるほどの山なので魅力的な山なんでしょうが、なんせ千葉からは遠い! しかも恵那山に行く手前には南ア・中ア・八ヶ岳など何度登っても良い魅力的な山がたくさんあって、それらを通り越してわざわざ恵那山まで行く気になれません。

 「もし恵那山に登るとしたら、もっと遠い西日本の山に行く時の「ついで」だな。」 って感じでした。

    
      
 今回の恵那山はまさに西に行く途中です。

 

  阿智PAで仮眠をとって登山口の神坂峠に5時に到着、天気予報は晴れですが午後から不安定になるとのことでなので、午前中には戻るつもりで5:35に出発しました。

    
    神坂峠から南ア南部方面

  0011

   歩き始めてすぐのパノラマピークからの恵那山

  0041_2

   「恵那山山頂すぐ上の雲はけっこう黒い、いつ降り出してもおかしくない感じです。」

 

1900m付近からは登山道は完全に雪、下山時に雲が下がって来て雲の中になった時のことを考え地形を見ながら登って行きます。

  急な樹林帯を登って行くと「分岐点」に着、ここから少しで避難小屋があるはずで、その付近が山頂なんですが避難小屋が見つかりません。小さな祠を通り過ぎて少し行くと標識が出て来てビックリ 「あれ山頂通り過ぎてる」 何と山頂を通り過ぎていました。  

 結局避難小屋も山頂の標識もわからず・・・でした。

 


  山頂?付近の祠

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  樹林帯の中で展望もないし、いつ雨が降り始めてもおかしくないので写真だけ撮ってすぐ下山します。

    
   
   

       パノラマピークから神坂峠の反対側にある富士見台

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   登山道上部から山頂も樹林の恵那山と違って富士見台は山頂や稜線は草原、ここ行って見たいです。なんか恵那山より魅力を感じます。

   神坂峠に10:40に戻るとすぐ雨が降り出しました。麓にある「クアリゾート湯舟沢」(800円)で風呂に入り、天気予報をチェックして明日は伊吹山に登ることにして麓にある道の駅「伊吹の里」向かいました。

 

 

  天気は残念ながら良くなかったけど、「ついでに登る山」なんて言っているからですかね?(笑) 

  ただ富士見台の草原の稜線は気持ち良さそう、ここは登ってみたいです。神坂峠から富士見台を登ってさらに行く登山道があるみたいなので、もしまた恵那山に行く機会があれば恵那山から富士見台へと縦走してみたいですね。

 

 

 神坂峠(5:35)~恵那山山頂(8:10~8:20)~神坂峠(10:40)

 

 

  「2日目・伊吹山」

 予定では今日から2泊3日で高島トレイルの予定でした。ただ今日福井県の天気は1日中雨、それで今日は伊吹山に行って明日明後日で高島トレイルにしました。

  前日伊吹山の近くにある道の駅「伊吹の里」で車中泊、朝起きると夜降っていた雨は止んで晴れて来ましたが、伊吹山上部はまだ厚い雲の中です。

 

    7時過ぎ天気が少しずつ回復してきたので登山口の駐車場(500円)に移動して8時に歩き始めました。

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  初めスキー場の中、その後以前はスキー場だったのかな?と思われる草地の斜面を登って行きます。

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   1000mを越えた付近で雲の中に入り1100m付近からは一面雪化粧になりました。

 

    山頂に9:50に到着

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  山頂は雲の中で一面真っ白、しかも北風ビュービューで寒いです。ただ上空に青空が見えているのでそのうち晴れて来そうです。

   
   

   とりあえず写真だけ撮って売店に逃げ込みコーヒータイムです。

   売店の人の話だと昨日までは雪はすっかり消えていたけど、午後から雷・強風そして雪と大荒れで一気に積もったそうです。

 

 「う~ん、2時間ぐらい待てば晴れそうだけどどうしよう?」
    

 時間はたっぷりあるんですが明日は長い時間歩かないといけないので、明日のことを考えて下ることにしました。

 

 11時半に駐車場に戻り「健康パークあざい」で温泉に入ってから道の駅「マキノ追坂峠」に移動しビールを飲んで昼寝、夕方食事をしてから湖西線のマキノ駅前の駐車場に移動して車中泊しました。

 

 

 天気が悪く展望がなかったのは残念でしたが、数時間あれば簡単に登れる山なので、また西の方へ来た時に時間があれば登りに来ます。

 

 

  登山口駐車場(8:00)~伊吹山山頂(9:50~10:20)~駐車場(11:30)

 

 

 

 

 

 

 



  
   

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