丹沢・蛭ヶ岳・・・・登山道が地図から消えてた!
今年の1月に行ったユーシンの先の熊木沢出合から蛭ヶ岳に登るコースにまた行って来ました。
熊木沢の出会いから蛭ヶ岳に登るコースは山頂に直接登るコース、しかも樹林帯の中から展望の開けた広い山頂にまさにヒョッコリ飛び出すので気に入ってます。
始めは年が明けたら行こうと思っていたのですが、いつ雪が積もってしまうかわからないので、降る前に行ちゃおうと行って来ました。
小川谷出合の先のゲートまで車で入り7:20にスタート、長い林道は前回と同じでチャリで行きます。
昨年やっと復旧した青崩隧道、300mちょっとですが、灯りはなく曲がっているので50mぐらいは完全に真っ暗です。
熊木沢出合に8:20に到着、ここにチャリを置いて登りはじめます。
熊木沢出合からの蛭ヶ岳
「熊木沢から見る蛭ヶ岳はデカイ!」
蛭ヶ岳へは初め蛭ヶ岳に向かって河原を歩き、途中からほとんど崩れた林道を歩いて林道の終点が登山道の入口です。
登山道の出だしはほとんど消えていて上の方にある色褪せたビニールテープを目指して登りやすそうな場所を登って行くと、やがて微かに残っている踏み跡を頼りにひたすら上に向かって急登して行きます。
たま~に木に色褪せたビニールテープが付いていて 「間違ってないな。」 と確認できます。
「登って行くと檜洞丸の左に富士山、右に南アが見えて来ます。」
樹林がだんだん背が低くなってきて棘のある低灌木が出てきたら山頂はもうじき、そしてヒョッコリ展望の開けた広い山頂に飛び出します。
「この登山道、標識もない・登山道も微かな踏み跡程度で部分的には消えています。足場も不安定な場所も多くお勧めはできません。」
10:35に山頂に着きました。
「山頂は冬晴れの大快晴! 風も弱くのんびり休憩日和です。」
「さすが丹沢の最高峰蛭ヶ岳、展望は最高!、富士山・南ア・八ヶ岳・伊豆大島・天城山・スカイツリーなど360度の展望が広がっています。」
(空気の透明度なら先日行った三ツ峠の方がクリアでした。三ツ峠では蛭ヶ岳より遠いにも関わらずスカイツリーがはっきり見えたけど、ここは霞んでいました。)
南ア全景
白峰三山と仙丈
甲斐駒・鳳凰三山・仙丈
南ア南部
丹沢山・棚沢ノ頭・塔ノ岳
風も弱く穏やかなので山頂でゆっくり休憩です。
休憩しながらこれからどこを下りるか検討です。
テーブルに地図を広げて見ていると・・・、
「あれ?、登山道がなくなってる!」
今登って来た熊木沢出合から蛭ヶ岳までの登山道が消えていました。
じつは今まで2007年版の地図を使っていたのですが、前日最新の2012年版に買い換えて持って来ました。その地図から今登って来た登山道が消えてました。
たしかに整備されてなく標識もない・登山道も微かな踏み跡程度で部分的に消えかけているし、蛭ヶ岳山頂の登山道への下り口にはロープが張られていました。
昨秋復旧した玄倉林道は5~6年通行止めになっていて、今もユーシンロッヂは閉鎖されたまま、ここ6~7年利用者は激減しているはずです。廃道になっても仕方ないですね。
ただ僕は人が少なく気に入っているので、これからも登りに来ると思います。
そして下山コースは1月に来た時は塔ノ岳まで行って下ったのですが、帰りに東名の大渋滞に巻き込まれて酷い目に遭ったので、今回は渋滞が酷くなる前に帰ろうと棚沢ノ頭から下ることにしました。
1時間ほど休んで棚沢ノ頭に向けて11:30に出発しました。
棚沢ノ頭付近から蛭ヶ岳
棚沢ノ頭からは予想通り登山道は細いです。特に中間部の「弁当沢ノ頭」付近はブナ林のこともあって落ち葉に覆われ登山道は消えていて少し探しました。
「弁当沢ノ頭」を過ぎると急坂になって一気に熊木沢出合へ下り12:50に到着、後はチャリで林道を下って13:30にゲート前の車に戻りました。
「ここはもう廃道に近いな。」 と思っていたのですが、地図から消えていたとは思いませんでした。
ただ林道をチャリで行って、人気のない登山道をグングン登って丹沢最高峰・蛭ヶ岳山頂にヒョッコリ飛び出るこのコース気に入っています。また来冬も行くつもりです。
蛭ヶ岳は丹沢最高峰だけあって展望は最高!、 また丹沢では一番奥まった場所にあって、日帰りではチョット長いのでいつ登っても人が少ないのも良いです。
年が明けてもまだ雪が積もってなければ、別コースでまた行こうかなと思っています。
小川谷出合ゲート(7:20)~熊木沢出合(8:20~8:30)~蛭ヶ岳(10:35~11:30)~棚沢ノ頭~熊木沢出合(12:50~13:00)~ゲート(13:30)
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コメント
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S文社の地図ですか?
地元の山をMTBで走る時 ナビゲーションとして
フィールドアクセス(アプリ)を使います。
ベースが国土地理院の地形図なのですが
実地と地図上の道が違うことが珍しくありません。
それに比べ 登山用の地図は 精度が高いのに驚かされます。
投稿: ニコ | 2012年12月18日 (火) 10時48分
ニコさん
コメントありがとうございます。
はいS文社の地図です。普段はほとんどこれだけですが、雪のある時期と今回のような人がほとんど通らず整備されていないようなコースに行く時は1/25000を持って行ってます。
GPSも持っていますが、持って行くとそれに頼って読図が出来なくなりそうなのでほとんど持って行きません。
地形図の登山道はたしかにおかしいですね。改定をしていなくて昔あった物がそのまま記載されているんでしょうね。以前トレイル探しに使っていたのですが、何度も裏切られました。(笑)
投稿: IK | 2012年12月19日 (水) 05時57分