越後駒ヶ岳から中ノ岳へ行って来ました。
初めはどちらか天気の良い方で那須にシロヤシオを見に行こうと思っていたけど、天気が好転し2日間ともマークに、しかも19日で週末の1,000円高速がなくなるのが決定したのでもうチョット遠くの山に行こうと越後駒に行くことに。
「1日目・・・・大湯温泉~駒ノ湯~越後駒ヶ岳~中ノ岳(中ノ岳避難小屋泊)」
高速の大和PAで仮眠を取って4時半に大湯温泉の日帰り温泉「交流センター ユピオ」のある大湯公園の駐車場に入り、5時前に歩き始めました。
越後駒ヶ岳
新緑がきれいです。
駒ノ湯
まだに入ったことないので、いつか入ってみたいです。
駒ノ湯から登山道に入ります。駒ノ湯にある駐車スペースには3台止まっていました。
いきなり急登で始まり新緑のブナ林の登山道を登っていきます。
ブナの新緑、癒されます。
ただまだ早いのにすでに蒸し暑い!
小倉山の手前から登山道に雪が出始め、8時に小倉山に着きました。
小倉山から越後駒
ここからは残雪の稜線を登ります。
荒沢岳
荒沢岳はいつ見てもかっこ良いですね~。
2年前の秋に荒沢岳から越後駒への裏越後三山を歩いたけど、その時は麓が紅葉だったので、今度は稜線が紅葉の時にまた歩いて見たいです。
小倉山からは登山道はまだ半分は雪でした。小倉山からは展望は開けた稜線を登っていきます。
駒ノ小屋直下
駒ノ小屋直下の急斜面を登って9:25に駒ノ小屋に着きました。
駒ノ小屋
駒ノ小屋には水が汲み上げられています。休憩を取り今日明日の水を補給して山頂へ向かいます。
山頂下の雪の斜面、うしろは荒沢岳
そして10時に越後駒ヶ岳山頂に着きました。
越後駒ヶ岳山頂と中ノ岳
「西の方は霞んでいてあまり見えませんが、上越・尾瀬方面はバッチリ見えています。梅雨時でこれだけ見れれば十分です。」
八海山
八海山は紅葉の時に登ってみたいですね。
八海山
荒沢岳
燧ヶ岳
平ヶ岳
GWあたりに平ヶ岳から越後三山方面へ歩いてみたいです。
「展望最高! 風もほとんどなく半袖で寒くありません。雪はまだかなり残っているけどやっぱり夏です。 ここまで来れば中ノ岳まではあと少し、山頂でのんびり休憩です。」
昨秋に登った浅草岳・守門岳、南には巻機山・上州武尊山・朝日岳?まで薄っすらと見えていました。
30分ほど休んで中ノ岳に向かいます。
今日駒ノ湯から越後駒に登ってきた人は僕以外に6人、ただみんな日帰りで中ノ岳に向かうのは僕だけのようです。
中ノ岳への稜線
両側が急峻なので稜線にはほとんど雪が残ってなく、登山道は出ていそうです。
さすがに越後駒から中ノ岳への稜線は両側とも急なだけあって登山道にはほとんど雪は残っていません。
まずは300mぐらいガンガン下がります。
登山道にはあちこちに花が咲き始めていました。
荒沢岳
雪渓は北ノ叉川
「やっぱり荒沢岳はかっこ良い!」
中ノ岳
越後駒と中ノ岳の間は、距離的には近くすぐ着きそうに見えるのですが、アップダウンが大きくいくつかピークがあって見た目よりもハードで時間もかかります。
「檜廊下」付近で1ヶ所5~6mですが、登山道が崩落している部分がありました。北ノ叉側を細い笹を持って急な泥の斜面をジワジワ横に行くのですがかなりヤバイです。
補修しないと歩けなくなりそうです。
檜廊下を通過して次のピークで休憩を取って中ノ岳避難小屋に13:10に着きました。
中ノ岳避難小屋
予想通り誰もいませんでした。 「今日は1人かな?」 と思いながら荷物を広げ1階の窓を全部開けてからカメラとビールだけ持って山頂へ
「山頂は大展望! 上越や尾瀬方面はバッチリ見えています。 風もなく半袖で十分、表示盤に座ってビールを飲みながらボ~~っと日向ぼっこです。」
八海山
中ノ岳避難小屋と越後駒ヶ岳
荒沢岳
浅草岳
燧ヶ岳・平ヶ岳
奥に日光白根山と皇海山
巻機山
「今日避難小屋は1人だな?」 と思いながらボケ~っと見ていると十字峡から中ノ岳に上がってくる登山道に2人登ってくる人を発見、まだ下の方なのでしばらく掛かりそうです。
結局1時間半ぐらいボケ~っとしていました。(このボケ~としていたおかげで腕が真っ赤です。)
3時になって雲が湧いてきたので小屋に戻りましたが、3時半には雲の中になってしまいました。
酒を飲みながら本を読んで過ごしていると4時過ぎに先ほどの2人とさらに1人来て今日避難小屋は4人です。
2人は結局景色は見えず、単独の人は丹後山経由で上がってきたそうで兎岳付近までは見えていたけどその後は雲の中だったそうです。
6時ぐらいに夕飯を食べましたが結局ずっと雲の中で日没は残念ながら見えず、明日日の出が見えることを期待して7時半ごろ寝ちゃいました。
梅雨の合間の晴れ間、風もなく最高の登山日和でした。梅雨時でこれだけ展望があれば満足です。
小倉山まではブナなどの新緑の樹林帯、小倉山からは視界の開けた雪の稜線歩き、越後駒から先は花の咲き始めた稜線歩き、この時期の越後三山良いですね~。
まだ残雪は多いもののやっぱり6月、風がなかったのでかなり暑く、小倉山から先はずっと半袖1枚でした。(そのおかげで腕は真っ赤です。)
百名山の越後駒ヶ岳でさえ駒ノ湯からの登山者は6人だけと静か、僕以外はみんな日帰りのようでした。越後駒は枝折峠への道路が開通してからが登山シーズンなんでしょうね。
越後駒から先は両側急峻なので雪はほとんどなく登山道が出ていました。カタクリやシラネアオイ・シャクナゲが咲き始め、これからもっと多くなっていくと思います。
ただ「檜廊下」付近の登山道の崩壊は、ほんの数mですが細い笹を持って泥の急斜面をジワジワと行くのですがかなりヤバいです。
大湯温泉(4:50)~駒ノ湯(5:45)~小倉山(7:55~8:05)~駒ノ小屋(9:25~9:45)~越後駒ヶ岳(10:00~10:30)~中ノ岳避難小屋(13:10)
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