雲取山・・・・・ガッツリ歩いてきました
半年ぶりの奥多摩、毎年晩秋から春にかけて何度か登ります。今日は雲取山へガッツリ歩いてきました。
このコースの良い所は石尾根も長沢背稜もアップダウンがあまり無いことと、登山口付近を除けば広葉樹林が多く冬は明るいこと、そして中間地点の雲取山荘に水があることです。
5時半奥多摩駅の近くの駐車場に車を置いて6時前にスタート。いきなり舗装路の急登を標高差200mほど登って登山道に入ります。
石尾根登山口
始めの針葉樹林を過ぎるとすでに落葉した明るい広葉樹林の登山道になります。
「葉っぱはすべて落葉して、登山道は落ち葉に覆われて気持ち良いですね~。」
「落ち葉の敷き詰められた明るい登山道が気持ち良いです。」
石尾根は傾斜の緩い登山道が続きオーバーペースになりやすいのですが、コースが長いので気持ち的にスピードを抑え気味に進んでいきます。
人に会わずにグングン進み、鷹ノ巣山に8時半に着きました。
山頂には昨夜避難小屋に泊まったと思われる数人の人がいて騒々しいので写真だけ撮って避難小屋に下りました。
鷹ノ巣山山頂からの富士山
避難小屋の前で休憩した後七ッ石山に向かいます。6月ならツツジのトンネルになる「千本ツツジ」付近も落葉して明るい登山道になっています。
七ッ石山手前からの富士山
そして9時半に七ッ石山に着きました。
七ッ石山山頂から
七ッ石山山頂から雲取山と石尾根
七ッ石山からは登山者が多くなりました。ここからは石尾根特有の幅広く開けた尾根上の登山道を登っていきます。
そして10時15分に雲取山山頂に着きました。
山頂は10数人の登山者がいました。小屋の前で昼食の予定なので10分ほど休憩して小屋に向かいました。
山頂から富士山
飛龍山とその右側に甲斐駒
山頂から石尾根を見下ろす
山頂はもうチョット晴れるかな?と思ったのですが残念ながら高曇りでした。ただ風もあまりなくそれほど寒くありません。
高曇りですが展望は思いのほか良く南ア・奥秩父がきれいに見えてました。
小屋の前には登山者はいませんでした。ここでお湯を沸かしてカップ麺を食べて休憩し、水を補給して長沢背稜に向けてスタートしました。
雲取がほぼ中間地点(距離的にはこれからの方が長いです。)、ここからは下り基調になります。半分来ましたが調子が予想外に良いです。
ただ時間的には奥多摩駅まで行けるかギリギリかな?
長沢背稜は毎年来ているのですが、いつ来てもほとんど数人の人にしか会いません。
登山道が稜線上でなく山腹を巻くように作られているので景色は良くありませんが、ブナやダケカンバなどの広葉樹林の中を行くので、冬場は落葉して落ち葉に覆われた明るい登山道になります。
また6月上旬はツツジの花がすごいです。
登山道はダケカンバとブナ林の中を進んでいきます。
「ダケカンバの白がきれいですね~。」
長沢背稜は登りらしい登りはほとんどなく少しずつ高度を下げて行きます。下り基調の登山道を快適に歩いて一杯水避難小屋に14時半に着きました。
ここで小屋の前のベンチに座って地図を見ながらコース検討です。
「ここから長沢背稜をさらに進んで本仁田山を越えて登山道終点の林道までのコースタイムは5時間50分、まだ体力は十分余裕があるのでここからスピードを上げて気合を入れて行けば2時間チョットで着きそうです。そうすれば今暗くなるのは5時チョット前、ギリギリ暗くなる前に林道に出られます。
ただ高度を下げて行って登山道の最後は杉や檜の針葉樹の暗い登山道になると思うので早めに下りなければなりません。」
行くか行かないか少し考えた結果 「よし行こう!」 と決め、残りの食料のスニッカーズ・パワージェル・ウィダーインゼリー各1個をザックのウエストベルトのポケットに入れてザックを下ろさずに食べれるようにしてスタートしました。」
ここからも下り基調の登山道を快調に進み、本仁田山に16時半に着きました。
本当はここでチョット休みたかったのですが、最後に出てくると思われる檜や杉の暗い針樹林の登山道が怖いので休まずに一気に下り暗くなる前に林道に着きました。そしてここからはダラダラと下って5時半に奥多摩駅に着きました。
「久々に歩いた~。さすがに一杯水避難小屋からスピードを上げたので、本仁田山を下って林道を歩いている時はかなり足にきていました。」
「天気は青空じゃなかったのですが、寒くもなく歩くには快適な気温でした。高曇りだったのですが富士山・南アや奥秩父が良く見えました。」
最後に一杯水避難小屋から先は、何も無く順調に進んだのですが、もし足を痛めたりなどトラブルがあれば確実に暗くなっていたので正直チョット無謀だったと思います。
体力的にかなり余裕があったことと、この登山道は何度も歩いているので突っ込みました。
最も日向沢ノ峰を過ぎてやばそうだったら川乗林道に下ることにしていました。
今年6月に軽い捻挫をしてから9月までジョギングをさぼり気味でした。はじめ今回のコースは後半バテルかな?と思ったのですが、思いのほか調子が良かったです。
10月になって早朝ランやチャリ通勤の量を増やしたのが良かったのかな?
来週か再来週北アの近くの晩秋の山から白くなった北アをのんびり見に行きたいと思っています。
奥多摩駅近くの駐車場(5:55)~石尾根~鷹ノ巣山(8:25)~鷹ノ巣山避難小屋(8:35~8:45)~七ッ石山(9:25~9:35)~雲取山(10:15~10:25)~雲取山荘(10:35~10:50)~長沢山(12:05~12:10)~一杯水避難小屋(14:25~14:30)~本仁田山~奥多摩駅(17:25)
« 権現岳・・・・・すっかり冬でした | トップページ | 男体山から戦場ヶ原・・・・カラマツの紅葉がきれいでした »
「登山」カテゴリの記事
- 奥多摩三山(2013.12.19)
- 丹沢・蛭ヶ岳(2013.12.26)
- 妙義山(2013.11.18)
- 雲と霧氷の丹沢周回・檜洞丸~塔ノ岳~蛭ヶ岳(2013.12.10)
- 雲取山から飛龍山(2013.12.04)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
こんばんは。
雲取山に行かれたのは土曜日?日曜日?
私は土曜日に鴨沢ー七ツ石山ピストンしてきました!
落葉した木々の中だと空もよく見えるし
さくさくと落ち葉の上を歩くのは気持ちがいいですよね。
奥多摩から鷹ノ巣 まだ行ったことがなくて興味があります。
投稿: mimi@帰宅中 | 2009年11月 9日 (月) 22時33分
mimiさん
日曜に行ってました。土日は天気良かったですからね~。
鷹ノ巣から奥多摩駅まではダラダラ長いけど、この時期はずっと落ち葉サクサクで気持ち良いですよ、葉っぱも落ちて展望も良くなっているし、晩秋がお勧めです。
あと鷹ノ巣に上がる稲村岩尾根、6月上旬上部はツツジがすごいし中間部はブナの新緑がすごいし良いですよ。ただ急なのでツツジを見下ろしながら下って行くのが良いです。
投稿: IK | 2009年11月10日 (火) 06時25分
こんにちは。がっつりですね。
速度超過で切符きられませんでしたか。
拝読しただけで「おれも歩いたっ!」て
気分になってしまいました。
運動不足の毎日に、良いカンフル剤になったようです。
石尾根からの富士は、しみじみとしていいものですね。
どうもごちそうさまでした!
投稿: いまるぷ(薮) | 2009年11月10日 (火) 12時11分
わあ、ガッツリ歩きましたね~。
石尾根は、山登りを始めたころに何度か登ったな~、懐かしい。
明るい静かな尾根歩き、良いですね!
晩秋~初冬の奥多摩、結構好きです。
ああ、また行きたいな~。
いい時期ですよね~。
投稿: まきchin | 2009年11月11日 (水) 01時10分
いまるぷさん
夏から早朝ランをさぼり気味だったので、今回はチョットトレーニングへのカンフル剤的な意味も込めてガッツリ歩いてみました。
たしかいまるぷさんも長沢背稜がお気に入りでしたよね。
毎年晩秋に来るのですが、奥多摩とは思えない静けさがあってやっぱり良いですね~。
投稿: IK | 2009年11月11日 (水) 05時51分
まきchinさん
奥多摩は晩秋から雪が降るまでの時期が定番の山域です。
特に長沢背稜は景色は良くないけど、人は少ないしず~っと落ち葉サクサクの登山道でお気に入りです。
投稿: IK | 2009年11月11日 (水) 06時05分
お疲れさまでした!
レポ読み始めIKさんの辿った道を後から行ってみようかと気軽に思ってしまいましたが無理です(笑
読んでる途中でギブアップです。
後半の冒険は手に汗握りました。
叱られるかもしれませんが、やはりハラハラドキドキには魅力を感じてしまいます。
投稿: まこぞっき | 2009年11月11日 (水) 20時06分
まこぞっきさん
このコース大きなアップダウンがないから距離が長い割りには楽ですよ。まこぞっきさんなら問題ないですよ。
長沢背稜は笹尾根を下る感じかな。しかもこの時期はずっと落ち葉のトレイルで明るいし楽しいです。
ハラハラ感、意外と好きかもしれません(笑)。
K山は月末あたり今度はチャリで行こうと思ってます。
投稿: IK | 2009年11月12日 (木) 06時40分