マークに囲まれた唯一のマーク日曜日、意外と晴れそうなので日帰りで戸隠に行ってきました。
前日の朝ゆっくり家を出て小布施にチョット寄り道。
まずは小布施温泉に入り、温泉の近くにある定番のジェラード屋「トゥエル」で
「トゥエル」のジェラード
今日はダブル(350円)で「栗」と「紫芋」
「美味い!」
昼ぐらいなら20種類近くあるのですがもう夕方、かなり売り切れていて6種類しかありませんでした。
この後「栗の木テラス」に行って
「栗の木テラス」の季節限定「新栗のモンブラン」(1個368円)
「美味い!」
最後に竹風堂で
竹風堂の「栗おこわ」(1人米、651円) 今日の夕飯です。
もう暗くなって戸隠に着きました。
当初「鏡池」の駐車場で車中泊してそこから登るつもりだったのですが、紅葉シーズンは鏡池はマイカー規制をしているのでダメ、中社の駐車場で車中泊しました。
翌日朝4時半起床、5時40分に出発しました。まずは「小鳥ヶ池」を通って「鏡池」を目指します。
小鳥ヶ池
中社からすぐの樹林に囲まれた静かな池です。
小鳥ヶ池から鏡池までは広葉樹の森を進みます。戸隠の森はクマの出没地帯、それを裏付けるように登山道にはドングリがたくさん落ちていました。
そして30分チョットで鏡池に着きました。
朝焼けの戸隠と鏡池
朝8時からマイカー規制なので、早朝は車で入れます。すでに10数人のカメラマンが来ていました。
鏡池で写真を撮った後、5分ほど林道を歩いて登山道に入ります。まずすごく良い広葉樹の森の中の登山道を下って行きます。 「あれ?この道間違っていない?」って思うぐらい下って(170mほど下ります)沢に下り、チョット沢に沿って登っていよいよP1尾根の登りになります。
一気に急登して尾根上に出ると思いもしなかった開けた場所に出ました。
P1尾根末端から戸隠連峰
ここから岩壁に向かってグングン登っていきます。登山道は草刈などそれほど整備されていないだろうと思っていたのですが、草もきれいに刈ってあるし標識もけっこうあってはっきりしています。
真正面の岩壁を目指して登っていきます。
だいぶ近づいてきました。
岩壁の真下まで来ました。
この付近まで上がってくると紅葉した木も出てきました。
岩壁上部からの眺め、眼下に鏡池が見えます。
岩壁上部は壁の中を右に左に鎖場をトラバース気味に登って行きます。
P1尾根上部から西岳・本院岳
岩壁を登りきると滑りやすい笹藪の中の登山道を急登します。ここは滑りやすくていやらしいです。
この後はナイフエッジのような岩稜を登って第一峰に8時半前に着きました。
第一峰から西岳・本院岳、
奥に高妻山と黒姫山
本院岳と左奥に高妻山
第一峰からは北アも白馬連峰から槍穂まですべて見えていました。そして8時40分に西岳山頂に着きました。
「ほぼ快晴、風はありますが寒くはなく涼しいぐらいでちょうど良いです。残念ながら北アは木々が邪魔してはっきり見えません、残念!
北アはもうじき雪化粧でしょうねぇ。」
「高妻山や焼山・黒姫山などははっきり見えました。ただ上越や関東方面は霞んでいて遠くまで見えませんでした。」
西岳山頂
残念ながら北アは木々が邪魔して良く見えませんでした。
木々の向こう側は白馬~鹿島槍方面が見えていました。
高妻山と遠くに焼山
本院岳と黒姫山
飯縄山
雨飾山
当然のことながら山頂は誰もいません。静かな山頂です。ここで大福とパンを食べながらゆっくり休憩しました。
「戸隠連峰の上部や高妻山の斜面はかなり紅葉してきています。戸隠の紅葉はもうチョットですね。 」
30分ほど休んでから本院岳に向かいました。
そして今回のコース中一番の難所が現れました。ほぼ垂直に近いようなまっすぐ下りて行く3本の鎖場です。一部足場も不安定な場所もあり鎖に頼って下りなければならない部分もありました。
いやらしいのが鎖と鎖の間のほんの1~2mがいやらしいです。どうせなら全部繋げちゃえば良いのにって感じです。濡れているとかなり嫌ですね。
ここを下り切るとそこからはもうそれほど難しい場所やいやらしい場所はなく本院岳まですんなり行けました。
本院岳への途中から槍穂連峰
鹿島槍と五竜岳
五竜の右に剣がチョッコと見えています。
西岳とバックに白馬連峰
稜線はもうかなり紅葉していました。
八方睨直下から本院岳と西岳
右側に白馬が見えています。
そして戸隠奥社からの登山道が合流する八方睨に10時半に着きました。八方睨までは1組2人にしか会いませんでしたが、ここは大賑わい10人ぐらいの人がいました。
八方睨から高妻山
八方睨から本院岳と西岳
始めは目の前の戸隠山まで行くつもりだったのですが、山頂にいた人と話し込んでしまいリンゴまでもらったのでここで休憩です。
北ア方面は少しずつ霞んできていて見づらくなってきていましたが高妻山や西岳方面がきれいです。
20分ほど休んで出発、戸隠山は写真を撮っただけで通過、九頭龍山は山頂がどこか気づかずに通過してしまいました。
戸隠山山頂
黒姫山
そして一気に高度を下げて11時45分不動避難小屋に着きました。避難小屋は本当に避難小屋と言った感じの小屋です。
最近ここの利用者が多く小屋や小屋周辺が汚れてきて問題になっているようですが、たしかにあまり泊まりたい小屋じゃないですね。
不動避難小屋
高妻山方面への登り
かなり紅葉していました。
まだ12時前、今から高妻山までも十分行って来れます。高妻山は標高も高いので紅葉も良さそうです。
ただ今日は2時に信濃町に住む友人とそばを食べることにしているので、ここで下山します。
紅葉の高妻山はまたいつか来たいですね。
避難小屋からは沢沿いの登山道を一気に下りて45分ほどで戸隠牧場に出ました。
避難小屋からすぐの登山道、紅葉が進んできています。
登山道の入口
戸隠牧場から戸隠山
あまり景色を見てばかりいると糞を踏みつけるので要注意です。(危なく踏むところでした)
牧場からは気持ちの良い広葉樹の遊歩道を歩いて奥社に向かいました。
奥社に1時に着いて友人に電話をしてビールと「クマ笹ソフト」を食べながら友人を待って中社に戻りました。
奥社の入口
中社の駐車場に戻った後、鏡池に行く林道の入口にあるそばの実に30分近く並んでそばを食べ、その後も友人と会うのも久しぶりなので3時間ぐらいウダウダ話をしてました。
友人と別れた後、中社にある「戸隠神告げ温泉」で風呂に入って帰りました。
「1日ほぼ快晴!、ここまで晴れるとは期待していなかったので良かったです。 稜線に出てからも風の当たらない場所は暑いほどでしたが、風は冷たく歩くのにはちょうど良かったです。」
連続する雨マークの間のたった1日の晴れだったので、ここまできれいに晴れるとは期待していなかったのでラッキーでした。むしろ風のない場所では暑いほどでした。
東側は霞んでいて遠くまであまり見えませんでしたが、西側の北アはきれいに見えました。
もうチョット紅葉が進んでいると期待していたのですがチョット早かったようです、残念!
おそらく2,000m以上が良かったみたいで高妻山はかなり紅葉してました。
P1尾根は土砂崩れで夏ぐらいまで登山自粛だったみたいです。
ただP1尾根自体は新たに崩れた場所はありませんでした。P1尾根に入るまでの登山道が何ヶ所か路肩が崩れていたり沢の中が1ヶ所土砂崩れの場所がありました。おそらくそれが原因で自粛だったと思います。慎重に通過すれば問題ありません。
P1尾根の鎖場もトラバース部分が濡れているとチョット嫌ですが、鎖や岩もしっかりしています。むしろ上部の急な滑りやすい笹藪の急登の方が嫌らしいです。
第一峰から八方睨までの稜線は西岳の下りの鎖場が核心部です。急なまっすぐ下りて行く連続する3本の鎖場で、数歩足場がしっかりしていない場所もありました。足場が濡れていると嫌ですね。
あと鎖と鎖の間が1~2mあって高度感もありやはり濡れていると嫌です。
それ以外の鎖場は問題ありませんでした。あと滑りやすい急な笹の下りが東側が切り立っていることもあり注意が必要です。
妙高・戸隠・雨飾山域は、紅葉の時期毎年行くお気に入りの山域です。
戸隠連峰からだと高妻山が邪魔して妙高火打は見えません。次回は紅葉の高妻山を登って紅葉した妙高火打が見たいですね。
それと紅葉の雨飾から海谷へも行きたいです。
戸隠中社(5:40)~小鳥ヶ池~鏡池~P1尾根~第一峰(8:25)~西岳(8:40~9:10)~八方睨(10:30~10:50)~不動避難小屋(11:45~11:55)~戸隠牧場(12:40)~奥社(13:05)
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