シルバーウィークも終わっていよいよ紅葉シーズンですね。今年東日本は紅葉は早いようです。今年はきれいな紅葉が見られれば良いんですが・・・。
ただ先日の乗鞍の事故のように冬眠前のクマは怖いので注意しなくちゃいけませんね。
「2日目・・・種池山荘~鹿島槍~五竜岳~唐松小屋(テント泊)」
1日目・・・扇沢~針ノ木雪渓~種池山荘はここ
朝4時半起床、ライトを点けて見るとテントの内側の結露は凍っていました。シュラフを三季用にしたので寒さは全く感じず爆睡でした。
顔を外に出してみると満天の星空です。
「よっしゃ、今日は快晴の下、剣を見ながら鹿島槍・五竜越えだ~」
と、そそくさと朝飯を食べ撤収して5時40分出発です。
朝日に赤くなった針ノ木岳とスバリ岳
残念ながら日の出は爺ヶ岳の向こうで見えませんでした。
まず最初に登るのは爺ヶ岳
稜線はかなり色付いてきた木々もありました。
小屋の横は一面のチングルマの果穂でした。
そして待ちに待った・・・
「剣岳~~!」
剣岳
「やっぱり剣はかっこ良いですね~、特に東側から見る剣は最高!」
「前回剣を登ったのはもう4年前、今年は無理だけど来年は登りたいなぁ、登るなら仙人池から行きたいなぁ。」
「今日は雲が出ず、ずっと剣を見ながら歩ければ良いのですが・・・。」
そして30分ほどで爺ヶ岳に着きました。
爺ヶ岳
槍穂連峰
今年穂高は登ったけど、槍は登らなかった。
まだ氷河公園に行ったことがないので来年は氷河公園経由で行ってみたいですね。
鹿島槍ヶ岳
今日の最高点鹿島槍、
遠見尾根から見るとかっこ良いんですよね~。
剣岳
何回見ても惚れ惚れしちゃいますね。
火打・妙高・高妻山方面
10月は新そば食べに行きますよ~。
爺ヶ岳山頂からの日の出
さあ、冷池小屋を越えて今日の最高点鹿島槍への登りです。
冷池山荘の手前から鹿島槍ヶ岳
雷鳥
「絶滅しそうなんだからもうチョット警戒しろよ。」って感じですよね。
山頂直下から鹿島槍ヶ岳
山頂にはすでに冷池山荘からの登山者が何人かいます。
そして8時に鹿島槍山頂に着きました。
「快晴ほぼ無風 絶景~~!」
鹿島槍ヶ岳山頂
バックは火打・妙高・高妻山
剣岳
八ヶ岳・富士山・南ア
五竜岳・白馬岳
遠くに日本海も見えています。
浅間山?
槍穂連峰
「360度大展望です。」
「まだ早いので山頂には5~6人しかいなく静かです。 ここで30分ほど休憩しました。」
30分ほど休んだところで五竜に向けてまず一気にキレットへ下って行きます。
鹿島槍北峰
キレットへの下りの途中から振り返る
キレット小屋を眼下に五竜への稜線
イメージ的にはキレット小屋が最も低くて、そこから少しずつ高度を上げていくイメージですが、実は五竜直下まではいくつもアップダウンをしながらもあまり高度は上がらず、五竜直下から一気に五竜を登ります。
キレット小屋手前の鎖場
キレット小屋手前で長い鎖場が連続します。
ここですれ違いなどの混雑時には歩きたくないですね。
今日はキレット小屋からの登山者は山頂直下ですれ違い、冷池山荘からの登山者は山頂で追い越したので、鎖場では誰もいませんでした。
キレット小屋
キレット小屋には山頂から50分ほどで到着しました。
この小屋なんと「えびすビール」が売っているじゃありませんか、思わず買いそうになるのを我慢して出発しました。
五竜岳
鹿島槍山頂では眼下に見えたのに高い!
しかも五竜直下までアップダウンしながらもあまり高度が上がりません。
山頂直下から一気に高度を上げて11時40分に五竜山頂に着きました。
幸い稜線と五竜山頂への分岐には7~8人の団体さんがいましたが、山頂には1人だけで静かな山頂です。
「五竜山頂もまだ周りには雲もなく360度大展望が広がっていました。」
「絶景~~!」
五竜山頂
鹿島槍ヶ岳
北峰の左側に鹿島槍北壁が見えていますが、やっぱり遠見尾根から正面を見ないとかっこ良くないですね。
鹿島槍山頂の右に槍ヶ岳が見えています。
槍穂連峰
白馬岳と手前に唐松岳
明日歩く白馬方面と手前に今日のテン場の唐松山荘
明日歩く白馬への稜線も今日のように晴れていれば良いのですが・・・。
剣岳と立山
眼下に五竜山荘と火打・妙高・高妻山
火打・妙高方面の山は紅葉の時期お気に入りの山域なので今年も10月に行きます。
そして新そばも食べに・・。
「天気も良いし、山頂も静かだし、後は唐松までだけなので、ゆっくり休憩です。」
そして40分ほどボケ~と景色を眺めて唐松山荘に向かいました。
唐松岳
朝からずっと見えていた剣岳にようやく雲がかかってきました。
五竜岳も雲が湧いてきました。
唐松山荘手前の鎖場
唐松山荘
今日のテント場の唐松山荘、テント場は山荘の左下です。
今日のテント場唐松小屋に14時20分に到着しました。五竜岳を出たあと雲が湧いてきましたが、覆い隠すほどじゃなく、まだまだ晴れています。
「16時近くまで小屋のベンチでビール・昼寝をして、ウダウダ・ボケ~としていました。 この時間たまりませんね~。 」
そして16時に小屋から下がった場所にテントを設営して、焼酎を飲みながら日没までウダウダしながら夕食を食べて19時には寝ました。
唐松小屋のテント場は小屋から西側に下った場所にあります。
なので混んでいるとだんだん下のテント場になってしまい、小屋までかなり上がらなければならなくなります。
テント場からの日没
「いや~~、最後に少し雲が出てきちゃいましたが、ほぼ1日快晴! 最高の登山日和でした。」
「登山道の西側にはいつも剣・立山が見えていて、何度も立ち止まって剣をボケ~と眺めてしまいました。やっぱり剣はかっこ良いですね。」
「今日は天気・天望などすべてで最高でした。」
稜線にはすでにかなり色付いている木々もあり、テレビでも言っていましたが。今年紅葉は少し早いようです。
10月初旬の紅葉の時期にも来たいですが、この時期になると北アは一度崩れると一気に冬景色になるので、十分予報を見て来ないとダメですね。
やっぱり冷池山荘からは登山者が増えました。幸いキレット小屋付近や唐松小屋手前の鎖場は登山者はいなくて、すんなり通過できました。
ただここですれ違う登山者がいたらかなり時間が掛かると思います。
種池山荘(5:40)~鹿島槍ヶ岳(8:00~8:30)~キレット小屋(9:20~9:30)~五竜岳(11:40~12:20)~五竜山荘(12:45~12:55)~唐松山荘(14:20)
最近のコメント