鬼怒沼湿原~尾瀬沼
梅雨真っ盛りですが、とりあえず毎週末どちらか1日晴れてますね。今週も土曜日は晴れ、以前から行って見たかった鬼怒沼湿原に行って来ました。
金曜の夜大清水の駐車場に入り車中泊、翌朝騒々しいので目を覚ますと大型のツアーバスが着いていてもうかなりの人が来ていました。
すぐ食事をして5時過ぎに出発、大清水からはみんなが行く尾瀬沼方面でなく鬼怒沼方面に進みます。
大清水からは鬼怒沼方面に進みます。
たくさんの人が行く尾瀬沼方面と違い鬼怒沼方面に行く人は誰もいません。
出だしはしばらく林道を進みます。ブナ林の期待していたのですがカラマツ林でした。
始めはカラマツ林の中の林道を進みます。
林道から登山道に入るといきなり急登になりました。樹林帯の中をぐんぐん高度を上げて行きます。
木々の間から燧ヶ岳が見えました。
燧ヶ岳!
「梅雨時なのに今日は快晴!」
さすがに空気の透明度はそれほど良くなく遠くまで見通すことはできませんが、この時期これだけ晴れてくれれば十分です。」
物見山は知らないうちに(標識がなかった)通り過ぎ7時過ぎに鬼怒沼湿原に到着しました。
鬼怒沼湿原
湿原の奥に日光白根山が見えています。
鬼怒沼湿原は樹林に囲まれ湿原の向こうに日光白根山が見える静かな湿原でした。
もちろん湿原には他に誰もいません。
グルッと湿原を1周してベンチで休憩を取りました。
鬼怒沼山を過ぎると地図に「ツキノワグマ出没注意」と書かれた場所になります。北海道の山の地図では「ヒグマ出没注意」はあちこちにあるのですが、「ツキノワグマ出没注意」は滅多にありません。
地図に「ツキノワグマ出没注意」
この記載は滅多にありません
山でクマを何度も見て 「クマに好かれているのか?」 と思っているので今回もチョットビビッています。クマ鈴をチリンチリン鳴らしながら歩いていきます。
鬼怒沼湿原からは小さなアップダウンがあるものの標高2,000m前後の稜線をしばらく水平移動のように進みます。もちろんずっと樹林の中で景色はありません。
鬼怒沼湿原からはずっと樹林帯の中です。
黒岩山の手前はかなり倒木が多く登山道もあいまいな場所があり赤テープを探しながらの歩きになります。
ただ登山道を見失うような場所はありません。
黒岩山直下と赤安清水の標識
この2つの時間はかなり大目です。
それにしても急登も急な下りもそして天望もない樹林帯のダラダラ歩きは飽きます。3時間半ほどダラダラダラダラと歩いて 「いい加減このダラダラ歩きは飽きたなぁ」 というころようやく「小渕沢田代」に着きます。
「小渕沢田代」
「それほど大きな湿原ではないのですが、ずっと樹林帯の中をダラダラ歩いて飽きてきたところだったのでホッとしました。」
そして今日歩き始めて初めて人を見ました。さすがに尾瀬沼が近いので尾瀬沼から上がってきた人たちです。
小淵沢田代
中央に日光白根が見えています。
ここで休憩を取った後、またダラダラと下って、遠くで人の声が聞こえてくると大江湿原に到着しました。
「大江湿原」
「さすが大観光地尾瀬、木道は数珠繋ぎです。」
そして12時過ぎに長蔵小屋に到着、ここで昼食を食べて2時前に大清水に戻りました。
大清水で片品村名物の花豆ソフトを食べ、戸倉にある「尾瀬ぶらり館」(500円)で温泉に入って帰りました。
花豆ソフト
チョット豆のざらつき感があるけど美味しいです。
「梅雨時ながら今日は1日ほぼ快晴でした。」
「今日ここまで晴れるとは思っていなかったのでラッキーでした。」
鬼怒沼湿原は標高2,000mにある周りを樹林で囲まれた静かな湿原です。湿原に出たときに湿原の向こうに日光白根山が見れ「お~!」って感じでした。
鬼怒沼湿原からの稜線はずっと樹林帯の中、小さなアップダウンはありますが2,000m前後をダラダラダラダラと歩きます。登山道に変化がないのでいい加減飽きたころに小淵沢田代に到着します。
この稜線はダラダラと長いのですが、大きいアップダウンがないので距離ほどは疲れないです。
このコース、大観光地尾瀬の横にあるのですが、小淵沢田代に着くまでまったく人に会わず静かな山歩きが楽しめました。
次回は紅葉の時期に奥鬼怒温泉の方から湿原に行って、行き帰りとも温泉に入ってのんびりしたいですね。
大清水(5:10)~鬼怒沼湿原(7:10~7:50)~小淵沢田代(11:20~11:40)~長蔵小屋(12:10~12:40)~大清水(13:50)
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