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雨飾山~焼岳~妙高山・・・2日目

 雨飾山~焼山~妙高山・・・1日目  (小谷温泉雨飾山登山口~金山~焼山~火打山~高谷池) 

 2日目の朝も快晴で明けました。さすがに10月中旬だけあってテントはバリバリに凍っていました。

 昨夜は7時ぐらいには寝てしまったので体調もバッチリ、昨日の疲れもすっかり消えていました。

 
  今日の黒沢池から妙高往復は今回で4回目、昨日と違ってテントを張ったまま水とパンだけ持って軽~いザックで妙高山を往復します。朝飯を食べて5時40分に出発しました。

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 朝の高谷池テント場

 

 すっかり霜で覆われていました。

 

 

 
  小ピークを越えて黒沢池に向かいます。

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 朝の黒沢池

  湖面は凍っていました。 

 

 

 

   

  

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 朝の黒沢池ヒュッテ

 

 

 

 

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 黒沢池から大倉乗越付近の紅葉

 

  今回高谷池や黒沢池より少し高い大倉乗越や茶臼山周辺が一番色付いていました。


 

 
 
妙高山への登りは日陰になった西斜面を登っていきます。木々の間に見える朝日を浴びた三田原山の稜線が目線を越えるようになって来れば山頂は近いです。

 そして妙高山山頂到着です。

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 妙高山山頂

 

 

 「妙高山山頂も昨日と同じように見事に晴れ渡り快晴でした。」 

 「東側は雲海に覆われていますが、上越方面の山々は雲海の上に顔を出しています。西側には雲はあまりなく北アルプス全域が見えていました。」

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 焼山と火打山

 

 

 

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 白馬連峰

 

  昨日ははっきりとしなかった剣岳がはっきり見えています。

  

 

 
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 槍穂高連峰

 

  

 

 

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 上越方面の山々

 

 

 

  「まだ時間が早いので山頂には3人しかいない静かな山頂です。西側の北アルプス、東側の雲海の上に顔を出した上越の山々、八ヶ岳、富士山など360度の展望にしばらく見とれていました。」  

 

  30分ほど景色を眺めてから高谷池に戻ります。

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 妙高山

 

  

   

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 黒沢池と高谷池の間の紅葉

 

 

 

 
  高谷池でテントを撤収して笹ヶ峰に下ります。

 今日は土曜日、紅葉の時期混雑することで有名なこの地域、次から次へと登山者が上がってきます。
   
 高谷池ヒュッテは予約制だし、黒沢池ヒュッテだってそれほど大きくないし、両方のテント場ともそれほど大きくありません。
 ここのどこにこれだけの人が泊まるんだろうと思うほど続々と上がってきます。今日はヒュッテもテント場も超満員・大混雑でしょう。

 

  笹ヶ峰が近づくにしたがって見事なブナ林の中を下って行きます。
 そして11時に笹ヶ峰に到着しました。

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 笹ヶ峰の駐車場は満員御礼です。 

 

 

 

 いつもならこれで終わって

 「終わった終わった~!」 

 「さあ、温泉、温泉」 

 「ビール、ビール

 となるのですが・・・、今日は違います。今日は車の置いてある小谷温泉まで長~~い林道を歩かないといけません。 (あ~あ 

 

 笹ヶ峰でジュースを飲んで、

 「さ~て、歩くか~。」(と言うか早く車を捕まえて乗せてもらおう)

  車が追い抜いて行く時にヒッチを試みますが、こんな時間じゃあ観光客の車ばかりで止まってはくれません。(観光客の車はめったに乗せてくれません。やっぱりこの時期だと地元のキノコ狩りの人や同じ登山者かな)

 1時間半ほど歩いてこの林道の核心部そろそろ乙見山峠への登りが始まるという所で、今にも走り出そうとしていた車があったので思わず駆け寄って乗せてもらいました。(良かった~、助かった~(地元のキノコ狩りの人でした)

 幸いにも雨飾山登山口まで乗せてもらい(わざわざ登山口まで連れて行ってもらいました、ただただ感謝です)、1時過ぎに到着しました。

  駐車場に着いてビックリしたのは、さすが紅葉で有名な雨飾山、駐車場には入りきらず路肩に延々止まっていました。

 

  

  ここで本当なら

 「さあ温泉だ~

  となって小谷温泉に入るのですが、かなり早く着いたので温泉は後回しにして大急ぎでチョット寄り道を・・・。 

 行ったのは小布施にある2軒、1軒目は栗の木テラス季節限定「新栗モンブラン」

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 新栗モンブラン 1個368円

 「これ美味しいんだよね~  」

 

 

 と、もう1軒はやはり小布施にあるジエラード屋「トウエル(Twell)」

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 今日は栗と紫芋のダブルで350円 

 「ここのジエラードもどれも美味いです。」

 

  

   このあと小布施温泉に入って、もう1回トウエルでジエラードを食べて帰りました。

   

   

 

  昨年からのずっと歩いてみたかった雨飾山から妙高山までの縦走を最高の天気の中歩くことができました。また笹平から火打山までは結局2人しか人に会わず静かな山行を楽しめました。
 
紅葉のピークにはチョット早かった(多分数日後ぐらいがベストだったかな?)のがチョット残念ですが、そこまで言っちゃうのは贅沢ですね。
 

 雨飾、金山、焼山、火打、妙高山どの山も快晴・景色最高でした。
 また縦走路上も雨飾と金山の間一部以外はほとんど低灌木帯か草原で稜線の景色も良く楽しかったです。特に金山から富士見峠までの焼山の眺めや南側(南西)斜面の紅葉は良かったです。

 懸念していた高谷池のテント場の混雑もなく、静かなテントサイトで金曜に来たのが正解でした(さすがは紅葉で有名なこの山域です。今日登ってくる人の多さ、笹ヶ峰や雨飾山登山口の駐車場の車の多さにはビックリしました。)

 
 
 この山域は紅葉の時期毎年のように来る好きな山域です。

 来年は紅葉の時期にまだ登っていない戸隠かな、それとも今年全線開通した信越トレイルも良いなぁ。
 

 

  

高谷池(5:40)~妙高山(7:20~7:50)~高谷池(9:10~9:40)~笹ヶ峰(11:00)~歩き終了(乙見山峠への登りが始まる付近かな)(12:45)~雨飾山登山口(13:10)

 

 

 

 「雨飾山から火打山への登山道について」

 今回歩いた雨飾山の山頂付近の笹平から火打山までの稜線の登山道は、まだ一般的なコースではなく、誰にでも勧められるコースではありません。

  天候、水場の状況、コース中の笹の伐採などの整備状況、コースが乾いているかなどによって行程に大きく差が出てきます。場合によっては悪天候以外の要因で途中断念となる場合もあると思います。

 
 ただ雨飾山と火打妙高山は、紅葉が非常にきれいで有名な山です。この2つの山域をつなげて紅葉を見ながら歩けば(今回紅葉のピークにはチョット早かったけど)、静かで充実した山行になることは間違いないです。

 今回はコースの状況に恵まれて比較的すんなり歩けたと思います。

 
 
笹平から火打山までの状況を自分なりにまとめてみました。
 もちろんそれも今後大きく変わるかもしれないことを了解ください。

 

  注意すると所として以下にまとめてみました。 

 「雨飾山笹平~金山」

  雨飾山から火打山までのコースで一番しっかり整備されている部分で、迷うような場所はほぼありません。
 ただ笹平からの下りの出だしは急な笹で滑りやすいです。その笹の部分を過ぎれば金山まではしっかりしています。

 笹平から下りきった部分に水場があるのですが、水量は多くなく場合によっては水が取れるほど量がない場合もあるかもしれません。また雨上がりなどは濁っていると思います。

 「金山から富士見峠」

  雨飾山から火打山までで一番状況に左右される部分です。

 まず金山からすぐの部分は草地の斜面をトラバース気味に下って行くと、急な笹の下りになります。ここも足元も笹があって滑りやすく笹を持ちながらの下りになります。
 急な部分を過ぎると金山山頂からも見える傾斜の緩い稜線歩きになります。ただこの部分も登山道は稜線のやや下の笹の部分の伐採によって作られていて、常に滑りやすい笹の片斜面(主に右下がりで後半に一部左下がり)を歩きます。
 そして富士見峠の直前に急な砂礫の斜面を横切るのですが、この部分は今コースの中で一番いやらしい部分で緊張します。

 
この部分は笹の伐採状況によっては、登山道に笹が生い茂り藪コギをしなければならない場合もあるかもしれません。そうなると時間も2倍以上掛かってしまうでしょう。
 
 また笹や砂礫の斜面などただでさえ滑りやすい部分が多いのに、雨上がりなど濡れていたらものすごく苦労すると思います。正直濡れていたら歩きたくありません。
 
 
 
「富士見峠~焼山」

 富士見峠で稜線を離れて北側を回り込むように進むと、やがて笹倉温泉からの登山道と合流します。
 合流してからは焼山の登りになりますが、前半は登山道ははっきりしています。

 この付近に水場があるはずなのですがわかりませんでした。ただあると思われる付近は濡れてグチャグチャしていたのでよく探せばあると思います。ただいずれにしても水量は多くはないと思いますので、水を取れるほど流れていないかもしれませんし雨上がりなどは濁っていると思います。

 焼山上部は落石をいつ落としてもおかしくないような非常に不安定なガレ場を登ります。コースは赤ペイントが付けられているので、それも追っていけばわかります。

 
 「焼山~火打山」

  ここは400m下がって450m上がるきつい部分です。
 底の部分(胴抜切戸)から火打山へは登山道はしっかりしていて問題ありません。
 焼山からの下りは始めは砂礫の不安定な斜面を下っていき、後半は低灌木帯の急な滑りやすい下りです。
 焼山の下りも雨上がりなど濡れていたらかなり滑りそうで歩きたくない斜面です。

 

 全体として笹の伐採された部分や笹の急斜面、砂礫の斜面など滑りやすい部分が多いです。
 なので雨上がりなど濡れていたらかなり苦労すると思います。僕は濡れていたら歩きたくはありません。

 2ヶ所ある水場は(富士見峠付近は見つからなかったけど)、水量が多くないので濁っていたり涸れていたりする場合があると思われるので、余分に持って来たほうがいいです。

 金山から富士見峠の間の笹の刈り込み作業をいつごろしているかわかりませんが、その作業の有無によっては歩く行程にかなりの差が出ると思います。

 

  歩くとしたら水場のことがあるので、やっぱりもう暑くない紅葉の時期、ただし前日雨が降ってなく乾いていそうな日が良いと思います。

 

  

 

 
 

 

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コメント

う~ん紅葉がたまらない季節になりましたねぇ~♪
連休日・月もお天気よさそうなので、紅葉日和ですね!

栗と紫芋のダブルジェラード美味しそうですね~
そして安い!次に行ったら食べてみようと思います^-^

 ERさん、こんばんは


 日・月天気良さそうですね~。上越方面に行ってきます。


 トウエルは美味しいですよ~。週末なら10数種類、平日でも7~8種類ありますよ。絶対お勧めです。 

この時期、雨飾や妙高ってそんなに混むんですね。
展望もバッチリ、紅葉もキレイだし、やっぱり金・土の山行は静かでいいですね。

そして私も、ジェラートと栗モンブランに釘付け・・・雨飾に行くときには、ぜひにも立ち寄らなければ!!
※結局今週末は、東北道方面に行くことに。雨飾はお預けかな。

まきchinさん

 雨飾や妙高戸隠周辺は紅葉がきれいで毎年のように行っています。

 まきchinさんも紅葉の時に高谷池でのキャンプはぜひやってみてください。
 ただキャンプサイトが小さいので紅葉時の週末は「風の谷のナウシカ」のオームの大群のような状態で、足の踏み場も無いぐらいになってしまいます。行くなら平日です。
 
 小布施は栗の町、この季節これ以外にもたくさん美味しいものがありますよ~。

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