北ア、黒部源流の山旅・・・3日目
北ア、黒部源流の山旅、1日目 新穂高温泉~双六岳~黒部五郎小舎
北ア、黒部源流の山旅、2日目 黒部五郎小舎~黒部五郎岳~薬師岳~薬師峠テント場
「3日目」 薬師峠テント場~薬師沢小屋~高天ケ原温泉~雲ノ平テント場
今日も満天の星空と快晴の青空で明けました。
「今日は待望の高天ケ原温泉! 楽しみ~~!」
5時過ぎに出発して太郎平小屋の前を通ってまず薬師沢小屋を目指します。
太郎平小屋を過ぎるとすぐ木道になります。
そして歩き始めてすぐ・・、
「ひぇ!、ビックリした~。」
木道に霜が下りていて、いきなり滑って危うく転びそうになりました。
傾斜のある部分は滑り止めの木の出っ張りがあってまだ良いのですが、傾斜の微妙な部分は滑り止めが無く、非常に危険です。
その後薬師沢小屋までずっとビビりながら慎重に、それでも時々
「ひぇ、!」
「おっ、と!」
を繰り返しながら、薬師沢小屋まで下って行きました。
「超~危険!」
橋にも霜が下りていました
葉っぱも凍っていました
小屋に着いたところ、昨日高天原山荘から来た人がいて、黒部川沿いに分かりづらい所があったので、ペイントをよく見ながら行った方が良いとアドバイスをもらって出発しました。
薬師沢小屋
初めは黒部川を河原と登山道を交互に歩きながら下って行きます。この部分雨で少しでも増水したら通行できなくなりそうです。
そしてB沢到着、B沢を少し遡るのですが・・・。
「このB沢が危ない! いつ落石が遭ってもおかしくないような沢です。」
沢筋は落石がたくさん積み重なり足場も悪いです。とにかく落石に気を付けながら一気に登って山に入りました。
ここからは少しずつ高度を上げながら左上へと行くのですが、途中何本か沢を横切ります。その沢すべてが落石が起きそうな沢です。
そして雲ノ平からの登山道との合流点、高天原峠に着きます。
薬師沢小屋から高天原峠までの「大東新道」、昭文社の地図だと実線の一般登山道になっていますが、超危険な点線登山道です。
高天原峠
高天原峠からしっかりした登山道を高天原山荘まで下って行きます。
高天原山荘前の湿原
高天原山荘にザックを置いて温泉に行きます。
温泉に着いてみると、先客が一人
「あれ?」
2日前に黒部五郎小舎のテント場でいっしょだった人で、雲ノ平のテント場から温泉に入りに来たとのことでした。
心配していたブヨなど虫はいなくて、ゆっくり風呂に入れ、のんびりモードに突入です。
一番大きい混浴露天風呂
河原にある小さな露天
「期待通りこの露天風呂良いです。すっかり気に入りました。ビール持ってくれば良かったなぁ~。」
「次来る時はビール持って来るぞ~!」
「高天原にテントが張れればビールをがっつり飲めるんですけどね~。」 (キャンプは禁止です)
2人で温泉でウダウダ、山荘に戻ってからビールを飲みながらウダウダ、雲ノ平に向けて出発してからもビールの汗を掻かないようにゆっくり歩いて雲ノ平に行きました。
雲ノ平の入口付近から水晶岳
祖父岳
雲ノ平に着いてからは昼寝しながらウダウダ、今日のテント場はたった3人3張でした。
夕焼けの黒部五郎岳
今日も朝から快晴、雲ノ平に着いた後、3時ぐらいから少し雲が出ましたが、6時ぐらいには消えてしまい夜も満天の星空になりました。
高天原温泉良いですね、すっかり気に入りました。
「次回は雲ノ平からタオルだけ持って来て往復するか、雲ノ平から来て岩苔乗越か読売新道に抜けたいです。」
「いつ落石が起きるかわからない大東新道はあまり歩きたくないなぁ。」
「雲ノ平は良い場所なんだけど、ただキャンプ場は小屋から離れているからかゴミがかなりありました。あれはチョット勘弁ですね。」
「やっぱりテント泊をして帰るときは、来た時よりもきれいな状態で帰りたいですね。」
薬師峠テント場(5:20)~薬師沢小屋(6:40~6:55)~高天原峠(8:45)~高天原山荘(9:15~温泉~11:55)~雲ノ平テント場(14:15)
« 北ア、黒部源流の山旅・・・・2日目 | トップページ | 北ア、黒部源流の山旅・・・4日目 »
「登山」カテゴリの記事
- 奥多摩三山(2013.12.19)
- 丹沢・蛭ヶ岳(2013.12.26)
- 妙義山(2013.11.18)
- 雲と霧氷の丹沢周回・檜洞丸~塔ノ岳~蛭ヶ岳(2013.12.10)
- 雲取山から飛龍山(2013.12.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント