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2008年9月

初秋の北八ヶ岳 (稲子湯から白駒池天狗岳周回)

    翌日長野の山で久しぶりにMTBで遊ぶので、今日は集合場所に近い北八ヶ岳に登ることにしました。
 ぎりぎりまで天気が心配でしたが、幸い弱い冬型になったので天気も良く展望も期待できそうです。  

 今回はまだ行ったことのない稲子湯から北八ヶ岳を周回します。

    夜中に稲子湯に到着して車中泊、朝6時にスタートしました。まだ薄い雲に覆われていますがすぐとれそうです。
 
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  稲子湯

 

 

 

 

  稲子湯から白駒池に向かう白樺尾根に入りましたが、この登山道はあまり利用する人が多くないようで登山道は細いです。

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 今年は夏に雨が多いのでキノコが多いようです。登山道沿いにはたくさん生えてました。

 

 
  
  ニュウからの登山道と合流すると森の中はコケで覆われます。

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  この付近のコケのジュウタンはいつ来ても本当にすごいです。コケに覆われた森を見ながら歩いて行くとやがて白駒池に着きます。

 

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   白駒池の水際の木々はかなり色付いていました。ただ水際以外はまだこれからです。
 
 
白駒池まで来ると少し登山者がいると思っていたのですが、まだ着ておらず静かな湖畔でした。ここで少し休んで高見石に向かいました。

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 高見石から白駒池

 

   

 

 
  高見石まで来るころには雲も消え青空が見えてきました。ただ北風が冷たくけっこう寒いです。 

 

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  中山展望台からの槍穂連峰

 

 

 

 

 

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 蓼科山

 

  

 期待していた通り中山展望台から槍穂をはじめ中央アルプスなどがきれいに見えてました。天狗岳からの眺めが楽しみです。

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  中山峠への登山道

      

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    中山峠付近からの硫黄岳と天狗岳 

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 中山峠

 

 

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 天狗岳山頂直下から黒百合ヒュッテ

 

  

 

 
  そして天狗岳山頂到着です。

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  天狗岳山頂

 

  

 

 
  
「さすが展望で有名な天狗岳山頂です。ちょうど弱い冬型なのでみごとに晴れ渡り、南北中央アルプスや木曽御岳浅間山などきれいに見えていました。」

 「いつきても天狗岳の展望は最高です。」

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南八ヶ岳と南アルプス

 

 

 


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  槍穂連峰 

 

 

  

 「またビックリしたのは鹿島槍、立山、白馬が白いです。どうも昨晩雪が降ったようで、まだ9月で紅葉もこれからだと言うのに北ア北部はすでに冬到来です。」

 
 当初天狗岳山頂でゆっくりお湯を沸かして昼飯にしようかと思っていた。ところが北風が強くコンロでお湯を沸かすのが大変そうなので、ここではパンだけにしてゆっくり景色を眺めてから夏沢峠に向かいました。

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  夏沢峠から硫黄岳

 

 

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 本沢温泉

 

 

 

 

  本沢温泉でゆっくりお湯を沸かしてラーメンを食べて休憩しました。野天風呂も入りたかったのですが、まだ先もあるし近日中に入りに来るので今回は止めました。

 

 

  

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  しらびそ小屋と小屋前でもリス

 

 

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ミドリ池と天狗岳

 

 
  「しらびそ小屋まで来ると雲ってしまいました。ミドリ池から天狗岳の景色を楽しみにしていたのですが、チョット残念。」

 

 しらびそ小屋でちょっと休んだ後、稲子湯にもどりました。

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稲子湯手前のきれいなカラマツ林 

 

  
  

  稲子湯でゆっくり温泉に入ったあと、明日のMTBの集合場所に向かい6時ごろ夕食を食べていたところに、明日のMTBメンバーのうち2人が来たので、そのまま宴会をして9時過ぎに就寝しました。

 

 

 

   北八ヶ岳は好きな山域です。緑に覆われた山、コケのジュウタンそして中部山岳地帯の真ん中にあるので展望は最高です。


 紅葉はもともと八ヶ岳はカラマツが多く、それほど紅葉がきれいと言うイメージはありません。特に「赤」はあまりなく黄色がメインです。

 天狗岳の斜面や白駒池周辺などは紅葉している木々はありましたが、全体としてはまだこれからって感じでした。

 

 

  稲子湯(6:05)~白駒池(8:05~8:20)~高見石(8:45~9:00)~天狗岳(10:25~10:55)~夏沢峠~本沢温泉(11:50~12:25)~しらびそ小屋(12:55~13:15)~稲子湯(14:05)

  

都内チャリツーと「芋きん」

  以前から買い換えようと思っていた「日帰り山行用やMTB用ザック」、雑誌やHPを見ていくつか目をつけていました。
 一週間ほど前にいつもの上野神保町に行ったのですが、H社のザックだけありませんでした。

 それでH社のショップのある神宮前までチャリで行ってみることに。

  都心部は基本的に嫌いなので仕事先以外では山ショップのある上野や神保町以外はめったに行きません。
 なので外苑周辺は完全にテリトリー外、この周辺全然わかりませ~ん。  外苑周辺の地図をプリントアウトして出かけました。

 
  いつものように都内までは江戸川河川敷から行きます。

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   まだ日差しは強くて立ち止まっていると暑いのですが、走り出すと涼してチャリツーには絶好のコンデイションです。 

  河川敷は全体に緑から黄色へと、秋色が目立ってきてました。 

 

   

 

 
  
都内に入って外苑に向かいます。

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   「外苑って緑が多いんですね~。」(おいおい、ずっと東京に通いながら、そんなことも知らんのかい?それにどこからが外苑なのかもよくわからないんだけど・・・。)

 

 
   
ショップを見つけるのに少しウロウロしたけどやっと到着! 

  

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  やっとたどり着きました

 

  「このブランド、製品やデザインは良いんですが、他と比べてチョット高め。」

  「とりあえずチョット検討です。」

  

  帰りはいつもの神保町のSや、Iスポーツ、上野のOをウロウロして、これまたいつもの浅草へ。

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  今日は満願堂の「芋ソフト」と「芋きん」で休憩と栄養補給です。

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 浅草、満願堂

 

 

 

 

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   「芋ソフト」と「芋きん」

 

    

 

 

 

   江戸川に戻ってからは河川敷をさらに2時間近く走って本日終了。

                                         (走行距離102キロ)

 

 

  例年より早く紅葉した大雪山では初冠雪したそうです。本州でもあちこちで紅葉が始まりました。
 ただ週間予報を見ると雨マークばかり、早く天気が安定して秋晴れが続くようになってほしいですね。
   

「とりあえず予報だと週末はマークがついているけど、前後はマークばかり、お願いズレ無いで~~。」

 

  

北ア、黒部源流の山旅・・・4日目

北ア、黒部源流の山旅・・・1日目(新穂高温泉~黒部五郎小舎)
北ア、黒部源流の山旅・・・2日目(黒部五郎小舎~薬師岳~薬師峠テント場)
北ア、黒部源流の山旅・・・3日目(薬師峠テント場~高天原温泉~雲ノ平テント場)

 

「4日目」・・・・雲ノ平テント場~水晶岳~鷲羽岳~新穂高温泉

 
  「寒!」

  4時過ぎに首の周りの寒さで目が覚めました。今山行1番の冷え込みです。
 ライトを点けてみるとテントの内側がキラキラ光っていて、テントの内側が見事に凍っていました。

 朝食を食べて5時半に出発、4日目(最終日)の今日も快晴! 付いているとしか言いようがありません。

 まずは祖父岳への登りです。

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 高度を上げていくと雲ノ平が見渡せるようになってきました。後ろは薬師岳

 

 

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  薬師岳に日が当たり始めました

 

   

 

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  お気に入りの山になった黒部五郎岳にも日が当たり始めました 

 

 

  

  
  そして祖父岳に到着です。

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  祖父岳山頂から

 

 

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 祖父岳から岩苔乗越を越えて稜線を目指します

 

 

 
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稜線に到着 

 

 富士山、南アなどもバッチリ見えていました

   

 

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  水晶岳

 

 水晶小屋の前に荷物を置いてカメラだけ持って山頂に向かいました。

     

 

  
  水晶岳山頂に到着、360度大パノラマが広がっていました。水晶小屋から来た人達はみんな下山して、山頂ではまたまた展望独り占めです。

 
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  水晶岳山頂から薬師岳

 

  
  

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剣、立山、黒部湖、白馬岳

 

黒部渓谷に靄が立ち込め良い雰囲気です 

 

   

 
  

   

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  黒部五郎岳

 

 

 

 

 

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 槍穂連峰

 

 

 

 

 

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 乗鞍岳、木曽駒ケ岳、笠ケ岳

 

 

 

30分ほど山頂で過ごし今山行最後の大きなピークの鷲羽岳を目指し、1時間ちょっとで鷲羽岳に到着しました。

 
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 鷲羽岳から水晶岳

 

 

 
 

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 三俣山荘を眼下に三俣蓮華岳、双六岳、笠ケ岳

 

 

             

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 鷲羽池と槍ヶ岳

 

「鷲羽池を眼下に槍ヶ岳、 やっぱり槍は絵になりますね。」 

 

 

   

 

 

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 三俣山荘はハイ松の中にある雰囲気の良い小屋です

 

 

   

 

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  三俣山荘と鷲羽岳

 

 

 

  双六小屋には今回は巻き道で行きます。
  

 

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  双六岳の巻き道から槍穂連峰

 

 

 

  双六小屋で少し休んでから、樅沢岳の小さな登りがありますが、後はほぼ下るだけです。

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 鏡平山荘が見えてきました

 

  

  

 

 

 

 

 
  ここまで来ると後の楽しみは鏡平山荘の名物 「カキ氷」

 天気も快晴で 「暑い」 まさにカキ氷日和です。

 「カキ氷、カキ氷、」と一気に下りました。

  

 そして鏡平山荘到着

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  鏡平山荘

  

 

 

  そして・・・

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   鏡平山荘でゆっくり槍穂連峰を眺めながらカキ氷を食べて、そして新穂高温泉に下りました。

   帰りはゆっくり温泉に入りたかったので、今回は平湯温泉の安房トンネルの近くにあるひらゆの森に入って帰りました。この「ひらゆの森」の温泉は良かった~。

  

 

 

 

 雲ノ平テント場(5:30)~水晶小屋(6:55)~水晶岳(7:15~7:45)~鷲羽岳(8:50~9:20)~三俣山荘(9:50~10:00)~双六小屋(11:20~11:40)~鏡平山荘(12:35~13:05)~新穂高温泉(15:20)

 

  

  「いや~~、まさかの4日間みごとに快晴でした。」  

 「ここ1ヶ月天気が悪くて山に行けなかったウップンを晴らしてくれるような山行でした。」

 「また双六岳直下からの槍穂連峰、お気に入りになった黒部五郎岳、双六岳から太郎平小屋への稜線、高天原温泉と印象に残る場所がたくさんありました。
 高天原温泉以外は以前行っているのですが、やっぱり天気が良くないとダメですね。」
 

 
  まだ9月で今年は終わっていませんが、今年のベスト山行、快心の山行になりました

 

  双六岳から太郎平小屋への稜線や高天原温泉、雲ノ平へはまた来たいです。
 今度はコースを代えて室堂からかな?、あと読売新道を下って黒部湖にも下りてみたいし、湯俣温泉にも行ってみたいです。

 

  今回秋の高気圧に覆われてきていたので、気温が下がることは分かっていたのですが、やっぱり下界はまだ夏、1ヶ月前のテント山行とあまり変わらない装備でした。
 寒くて眠れないと言うことはなかったのですが、3日目の朝はかなり寒かったです。
  次回からはもうワンランクシュラフを良くして、テント場用のウエアを持って行かないとダメですね。

 
  
 この4日間の山行の後、また天気は悪くなり秋雨の季節になってしまいました。

 早く天気が回復して、秋晴れの紅葉の山を歩きたいなぁ。そして今回のような快心の山歩きがしたいです。 

北ア、黒部源流の山旅・・・3日目

北ア、黒部源流の山旅、1日目  新穂高温泉~双六岳~黒部五郎小舎
北ア、黒部源流の山旅、2日目   黒部五郎小舎~黒部五郎岳~薬師岳~薬師峠テント場  

 

 「3日目」   薬師峠テント場~薬師沢小屋~高天ケ原温泉~雲ノ平テント場

 
  
今日も満天の星空と快晴の青空で明けました。

 「今日は待望の高天ケ原温泉!  楽しみ~~!」

  5時過ぎに出発して太郎平小屋の前を通ってまず薬師沢小屋を目指します。

  太郎平小屋を過ぎるとすぐ木道になります。

 そして歩き始めてすぐ・・、

 「ひぇ!、ビックリした~。」

  
木道に霜が下りていて、いきなり滑って危うく転びそうになりました。

 傾斜のある部分は滑り止めの木の出っ張りがあってまだ良いのですが、傾斜の微妙な部分は滑り止めが無く、非常に危険です。

 その後薬師沢小屋までずっとビビりながら慎重に、それでも時々

 「ひぇ、!」

 「おっ、と!」

 を繰り返しながら、薬師沢小屋まで下って行きました。

 

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「超~危険!」

 橋にも霜が下りていました

 
  

 

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 葉っぱも凍っていました

 

 

 

 小屋に着いたところ、昨日高天原山荘から来た人がいて、黒部川沿いに分かりづらい所があったので、ペイントをよく見ながら行った方が良いとアドバイスをもらって出発しました。

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  薬師沢小屋

  

 

 
 
  初めは黒部川を河原と登山道を交互に歩きながら下って行きます。この部分雨で少しでも増水したら通行できなくなりそうです。
 
 そしてB沢到着、B沢を少し遡るのですが・・・。

 「このB沢が危ない! いつ落石が遭ってもおかしくないような沢です。」

 沢筋は落石がたくさん積み重なり足場も悪いです。とにかく落石に気を付けながら一気に登って山に入りました。
 
ここからは少しずつ高度を上げながら左上へと行くのですが、途中何本か沢を横切ります。その沢すべてが落石が起きそうな沢です。
 そして雲ノ平からの登山道との合流点、高天原峠に着きます。

 薬師沢小屋から高天原峠までの「大東新道」、昭文社の地図だと実線の一般登山道になっていますが、超危険な点線登山道です。

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 高天原峠

 

 
  高天原峠からしっかりした登山道を高天原山荘まで下って行きます。

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 高天原山荘前の湿原

 

 
  高天原山荘にザックを置いて温泉に行きます。

 温泉に着いてみると、先客が一人

 「あれ?」

 2日前に黒部五郎小舎のテント場でいっしょだった人で、雲ノ平のテント場から温泉に入りに来たとのことでした。

 
心配していたブヨなど虫はいなくて、ゆっくり風呂に入れ、のんびりモードに突入です。

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一番大きい混浴露天風呂

 

 

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 河原にある小さな露天 

 

 

  「期待通りこの露天風呂良いです。すっかり気に入りました。ビール持ってくれば良かったなぁ~。」

 「次来る時はビール持って来るぞ~!」

 「高天原にテントが張れればビールをがっつり飲めるんですけどね~。」  (キャンプは禁止です)

  

   

 2人で温泉でウダウダ、山荘に戻ってからビールを飲みながらウダウダ、雲ノ平に向けて出発してからもビールの汗を掻かないようにゆっくり歩いて雲ノ平に行きました。

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 雲ノ平の入口付近から水晶岳

 

 

 

 
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 祖父岳

 
  

 

 

  
   雲ノ平に着いてからは昼寝しながらウダウダ、今日のテント場はたった3人3張でした。

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  夕焼けの黒部五郎岳

 

 

 

 

 

  今日も朝から快晴、雲ノ平に着いた後、3時ぐらいから少し雲が出ましたが、6時ぐらいには消えてしまい夜も満天の星空になりました。

  高天原温泉良いですね、すっかり気に入りました。

 「次回は雲ノ平からタオルだけ持って来て往復するか、雲ノ平から来て岩苔乗越か読売新道に抜けたいです。」
 「いつ落石が起きるかわからない大東新道はあまり歩きたくないなぁ。」
  

 「雲ノ平は良い場所なんだけど、ただキャンプ場は小屋から離れているからかゴミがかなりありました。あれはチョット勘弁ですね。」
 「やっぱりテント泊をして帰るときは、来た時よりもきれいな状態で帰りたいですね。」

 

 

 

 

  薬師峠テント場(5:20)~薬師沢小屋(6:40~6:55)~高天原峠(8:45)~高天原山荘(9:15~温泉~11:55)~雲ノ平テント場(14:15)

  

 
  

北ア、黒部源流の山旅・・・・2日目

  北ア、黒部源流の山旅1日目 (新穂高温泉~双六岳~黒部五郎小舎)

 

  「2日目」・・・黒部五郎小舎~薬師岳~薬師峠テント場

  2日目の朝は満天の星空と快晴の青空で明けました。

そそくさと朝食とテントを撤収して、昨日テント場でずっと話していた学生の兄ちゃんも今日薬師峠と言うことなので 「また後で」 と言って出発しました。


 黒部五郎のカールは東に面しているので、太陽が上がればすぐ日が射します。予想通りカールに入ると日が当たり始めました。

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早朝日が当たり始めた黒部五郎のカール

 

 

  

 

 

  カールの中に入っていくとカール全体に日が当たりました。

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  「黒部五郎のカールは本当にきれいな場所です。何度も足を止めて見入ってしまいました。」

 ちょうどカールの底の部分には水が流れていて

「できることならここにテントを張って過ごせれば、最高の場所なんだけどなぁ。」(当然禁止です。)

 って思わせる最高の場所です。

 カールを横切って急斜面を登って行きます。

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 カールを眼下に見て槍穂が見えてきました。

 

 

 

 
  カールの斜面を登りきって稜線に出るとすぐ山頂に着きました。

 「そこには快晴の青空の下、大展望が広がっていました。山頂に他に人はなく、この大展望を独り占めです。」

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 山頂から薬師岳、剣岳、立山、白馬連山

 

 

 

   

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 槍穂連峰
 
 

 

 

 

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  笠ケ岳、乗鞍、木曽御岳

 

 

 

 
 
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 白山

 

 

 

  「まさに至福の時、山頂でたった一人しばらく景色を眺めていました。」

 
 
しばらく眺めた後、北ノ俣岳に向けて出発です。

 歩き始めてすぐ黒部五郎岳から北ノ俣岳への稜線は気に入りました。

 「黒部五郎岳から北ノ俣岳への緑のジュータンに覆われた穏やかな山稜、そしてその上に伸びる縦走路、すっかり気に入りました。」

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  黒部五郎岳山頂直下から北ノ俣岳

 

 

 

 

      

 
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  黒部五郎岳を振り返る

 

 

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  北ノ俣岳への緑の登山道

  

 

 

  緑の登山道を歩いて北ノ俣岳山頂に着きました。

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 北ノ俣岳山頂から薬師岳

 

  

 

 

 

  8月の縦走の時や昨日など、遠くから眺めては 「大きいなぁ」 と思っていた薬師岳がついに目の前になりました。 

 

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  山頂から笠ケ岳、乗鞍岳、木曽御岳 

 

 

 

 

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  山頂から太郎平小屋を望む

 

 

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  北ノ俣岳山頂から太郎平小屋までの稜線も相変わらず緑に覆われた穏やかな山稜ですが、少し荒れています。
 登山者が歩きやすい場所を歩くことによって、植生が削られ登山道が広がってしまったのです。
 植生保護のための柵や木道を作ったり、土砂止めなどで保護してますが、ここまで削られると回復にはかなりの時間がかかりそうです。

  太郎平小屋に着き、テント場の受付とビールを買って薬師峠のテント場に向かい、テントを張って薬師岳に向かいました。

 登山道は薬師平を過ぎると山容が一変します。今までの緑から白茶けたガレ場の稜線になります。
 こうなることは遠くから見て分かってはいたのですが、やっぱりチョットがっかりです。

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 山頂への登り

 

 

 

 

   「でも山頂からの眺望はまさに「絶景」の一言でした。昼食を食べながらしばらく眺めていました。」

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  薬師岳山頂から白山

 

 

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 後立山連峰

 

 

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 槍穂高連峰

 

 左隅にうっすらと富士山の頭の部分が見えてます。

 

 

 

 
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 剣岳と立山

 

 

 

  今回は槍ヶ岳の南の新穂高温泉から槍の横を通ってずっと北上してきましたが、薬師岳まで来ると剣岳の方が槍ヶ岳より近くなります。

 ここまで来ると 

 「剣の方が近くなった、歩いて来たなぁ。」

 そんな感じです。

 20年以上前に薬師岳から先も歩いて剣まで行っているのですが、いつかまた歩いてみたいです。

 

 1時間近く山頂でのんびりして、薬師峠に戻りました。

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  山頂直下から薬師岳山荘と太郎平小屋を見下ろす

 

 

 

 

   薬師峠のテント場でビールを飲んで昼寝をしていると、昨日黒部五郎小舎でいっしょだった兄ちゃんも着いて、またウダウダとしながら夕方まで過ごしました

 

 

 

 

 

  今日は午後3時ごろから周りに少し雲が出ましたが、ほぼ1日快晴でした

 それにしても黒部五郎岳は、カールや山頂からの展望などすっかり気に入りました。お気に入りの山の一つになりました。北アでは一番好きな山になったかもしれません。

 また双六岳から太郎平までの稜線、とくに黒部五郎岳から北ノ俣岳までの緑に覆われた稜線も気に入りました。
 
 この稜線は今度違うコースから入ってまた歩きたいなぁ。

 

 

 

 

 

 黒部五郎小舎(5:30)~黒部五郎岳(6:35~7:55)~北ノ俣岳(8:40~9:00)~薬師峠テント場(10:10~10:40)~薬師岳(11:55~12:50)~薬師峠テント場(13:45)  

北ア、黒部源流の山旅・・・1日目

  黒部源流の山々をグルッと周回してきます。8月忙しくて1日しか取れなかった遅~い夏休みです。 

 

「1日目」・・・新穂高温泉~双六岳~黒部五郎キャンプ場

 夜2時新穂高温泉の駐車場に着き仮眠をとり、快晴の空の下5時半にスタートしました。

 まずは林道歩きです。わさび平小屋を過ぎると西穂高岳と槍の穂先が見えてきます。

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 わさび平小屋

 

 
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  林道から登山道に入ると槍穂は中崎尾根の影に隠れて見えなくなりますが、振り返ると乗鞍や焼岳がきれいです。

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 焼岳と乗鞍岳

 

 

  やがて中崎尾根の上に槍穂が見えてくると鏡平に到着します。

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  そして槍穂が・・・

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  快晴の青空の下、槍穂がバッチリ見えてくれました。

 

 そして驚いたのは池の前にあるウッドデッキにあった水溜りになんと氷が張ってました。

 関東はまだ30℃を越えたジメジメした日々が続いているのに、ここではすでに氷が張っていました。
 
 
秋の高気圧に覆われてきたので、ある程度気温が低くなることは分かっていたのですが、まさか氷が張るほど下がるとは思ってもいませんでした。

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  氷が張ってます

 

 

  
  

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  小屋前で一休みしながら小屋の人と話していると、天気は昨日の夕方から回復してきて、そして今日は

 「今日は今シーズンで一番の天気だよ。」

 と言ううれしい言葉が返ってきました。

 「やった~!」 

 「8月忙しくて1日しか休みが取れなかったけど、今になってくれて良かった~。」

 おもわずガッツポーズ、後はこの天気が4日間続くのを願うだけです。

 鏡平小屋を少し登って行くと槍穂全体が姿を見せました。

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 鏡平を眼下に槍穂連峰

 

 

 
  稜線でると

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白山

 

 
  

 

 

 

 

  やがて双六小屋が見えてきました

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 鷲羽岳をバックに双六小屋が見えてきました。

 

 
  

 

  9時半に双六小屋に到着、ここでのんびり一休みして昼食を半分取りました。

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  昼食を食べながら、これから下山する人と話していると、4日間いて晴れたのは昨日の夕方のみで、後は雲と雨ばかりだったとのことでした
 
 「今日は今シーズン一番の天気で、数日は晴れるみたいですよ。」

 と話すと

 「良いなぁ~。もう1日休んじゃおうかなぁ~。電話しちゃうか。」

 「こんなに天気が良いんだし、もったいないですよ。休んじゃった方が良いですよ。」

 とそそのかしちゃいました。

 ここからは双六岳山頂コースを行きます。山頂直下に来ると

 「あっ、この景色写真で見たことある。」

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「まるで地平線の向こうに槍穂が見える景色、すごいなぁ~ 着て良かった~。」

 以前来た時は雲の中だったので見えませんでした。

 そして双六岳山頂到着です。

 「快晴の空の下、360度大展望です。」

 

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   双六岳山頂から白山

 

 

  

 

 
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 槍穂連峰、地平線は左下です。

 

 

 

 

 
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 乗鞍岳、木曽御岳、笠ケ岳

 

 

 

 
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 水晶岳、鷲羽岳

 

 

 

 

  少し休んで三俣蓮華岳に向かいました。そして三俣蓮華岳山頂も大展望が待っていました。

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三俣蓮華岳山頂から槍穂連峰 

 

 
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  薬師岳

「薬師岳はいつ見ても、どこから見てもデカイです。」

 

 

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 黒部五郎岳

 
 黒部五郎のカールが良く見えてます。

 

 

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三俣山荘を眼下に水晶岳と鷲羽岳

 

 

 

 
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硫黄尾根と大天井岳、常念岳、槍穂連峰

 

 

 

 
  山頂で昼食の残りを食べながらゆっくり景色を眺めてから黒部五郎小舎に向かいました。
 ここの下り意外と長く、しかもかなり下ります。そして1時過ぎに小舎に到着しました。

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  小舎からテント場の奥に笠ケ岳

 

 

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 テント場から小屋の向こうに薬師岳

 

 

   

 

 
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  小屋でテントの受付をすると、すでに受付した人が実家のすぐ近くの住所でした。
 すでに小屋の前のベンチで休んでいた学生とわかり、3時過ぎまでウダウダと話して過ごしました。

 

 

 

 

  「今シーズン一番の天気」と言う言葉通り一日中快晴でした。

 しかも空気も澄んでいて鏡平、双六岳、三俣蓮華岳からなど、どこからも展望が楽しめました。特に双六岳直下からの「地平線の奥の槍穂連峰」は良かったです。

 あとはこの天気が残り3日間続くのを願うだけです。

 

 

 それにしても平日ど真ん中なのに登山者はけっこういました。
 
 さすが北アルプスなのか?それとも久しぶりの晴れ間で 
「よし、山に行こう」と出かけた人が多かったからでしょうか?
 ビックリしました。

 

 

 

 

 

 新穂高温泉(5:20)~鏡平山荘(8:05~8:20)~双六小屋(9:35~10:35)~双六岳(10:50~11:05)~三俣蓮華岳(12:00~12:30)~黒部五郎小舎(13:15)

 

週末まで晴れマーク続いてくれ~!

   ず~~っと、雨マークと曇りマークばっかりだった天気予報が一転、明日から晴れマークが続いています。 

 「天気予報に晴れマークが続くのを見たの1ヶ月ぶりです。」

 「やっと晴れが戻って来てくれた。」 って感じです。

 「ただ・・・、土曜、日曜は曇り、日曜は場所によって雨マークが付いています。」

 
 「が~~ん」
 


 
   「お願い、週末まで晴れが続いて!  そして週末に晴れ間を。」

 

  

   
 
 

 

晴れ間はどこに

  「いったい8月中旬から天気はどうなっちゃったんでしょ?

  週末3週続けて雨、しかも今週末も雨予報になっているんですけど・・・。

 そして土曜夜の雨ときたら今までになかったようなものすごい豪雨、市内の降水量も100ミリ/時間を越えて、たった一晩で150ミリ近く降りました。

 気象庁の降雨の表現で80ミリ以上を「息苦しいような雨」と言うのがわかったような気がしました。

 おかげで8月後半の山の予定はすべてボツ。

 幸い1日降り続くような日はなかったので毎週末チャリには乗って外で遊んではいたのですが、
さすがに

  「もう週末家にいるの飽きちゃいました。」

  

 「いい加減この雨パターンどこかに行ってくれ~! そして太陽戻って来て~。」

 「山行きたいぞ~~!」

 
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 江戸川・・・真ん中の木から右側は従来の川、左側はゴルフ場です。

 

 
 

  江戸川は大増水 

  河川敷のゴルフ場もサッカー場もすべて水没、サッカー場でカヌーの練習とラジコンの船が遊んでました

 

 

 

  唯一、夏場は暑さでほとんど乗らないチャリにかなり乗れたこと、毎年秋にチャリを再開して山に行くと初めは 「体力落ちたなぁ」 と実感するんですが今年は無さそうです。

 

 

  

  

 

 

  

 

 

 

 

 

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