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槍穂の周りをグルッと一周・・・2日目

  槍穂の周りをグルッと一周・・・1日目  

 

  2日目の朝は満天の星空で空けました。
 外を見ると常念岳山頂で日の出を見ようとする人たちのヘッドランプが行列を作って山頂に向かっています。

 昨日のような雷を考えて足元が見えるようになったらすぐ歩き出せるように、暗いうちに食事を終えました。

 そして快晴の中、4時40分に出発しました。

 「今日は天気がもってくれれば双六小屋まで、 ただ昨日と同じように昼ぐらいに雷が発生するようなら槍ヶ岳までかなぁ。」

  「後は今日1日雷雲が発生しないよう祈るだけです。」

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 朝の常念岳と常念小屋

 

   

 

 
  常念岳への賑わいとは反対にこの時間から大天井岳へ向かう人はまだいませんでした。

  小屋から出だしの急登を登り終えると、後は大天井岳まであまり大きなアップダウンはなく、快適な稜線が続きます。

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 朝の槍穂高連峰

 

 

 

 

   東側は予想していた通り昨日と同じように霞んでいて山は見えず、日の出も空がボヤ~っと赤くなっただけで太陽は見えませんでした。

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大天井岳への稜線

 

  
  

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  大天井岳と大天荘

 

 

 
  

  そして大天井岳山頂に6時過ぎに着きました。

  

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  大天井岳山頂

 

  

 

 

  「昨日と同じように朝は快晴、夏の展望は早朝に限りますね。」

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  大天井岳山頂で昨日の昼飯の残りのパンを食べて槍ヶ岳に向かいます。まずは大天井ヒュッテに急降下してから稜線を南下(正確には南西に向かって)します。

  
  昨日までは槍穂を左に見ながら稜線を北上したのですが、大天井岳からは槍を正面に見ながら南下します。

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 赤岩岳付近からの槍ヶ岳

 

 
  

 

  「どこの登山道から槍ヶ岳を目指しても、槍を正面に見ながら槍の向かって歩いて行くのは気持ち良いです。」

 ヒュッテ西岳で水を補給していよいよ槍への登りにかかります。まずは水俣乗越へ急降下します。

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 ヒュッテ西岳から槍ヶ岳

 

 

  

 

 
  ヒュッテ西岳から見るとこの先登山道にはしっかり日が当たっていて暑そうです。
 昨日も常念への登りでかなりの暑さで参ったので 「暑そうだなぁ」 と行くのをチョット躊躇してしまいます。

 水俣乗越から急登に入りと北側の天上沢側から涼しい風が吹き上げていて、日は当たっているものの気持ち良く登ることができ助かりました。

 急登を登りきったところで一休み取って、ヒュッテ大槍へ。

 ヒュッテ大槍から槍沢を見下ろすと、槍を目指す登山者が数珠繋ぎになってゾロゾロ登ってきます。さすが槍ヶ岳って感じです。

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 槍岳山荘直下から

 

 
  

 

 

  10時20分槍岳山荘に到着、さすがに大賑わいです。
 山頂への登山路も混雑していますが、渋滞とまではいってないので荷物を置いてすぐ山頂に向かいました。と言っても山頂はどうせ満員でゆっくり座って休むことはできないだろうと、カメラだけ持って山頂に向かいました。

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槍岳山荘から槍ヶ岳山頂部分 

 

   

   山頂は予想通り大混雑、しかもまだまだ登ってきます。写真だけ撮って山荘まですぐ下りました。

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 槍ヶ岳山頂

 

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 山頂から穂高方面と鷲羽岳方面

 

  
   

 
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 山頂から槍沢方面と槍岳山荘

 

 

  

  山荘の前で昼食を食べながら周辺の雲の発達具合を観察しました。

 昨日のこの時間にはもう槍穂高上空は雷雲に覆われていたけど、今日の槍上空はまだ青空が見えています。穂高や西鎌尾根方面は雲が出てきていますが、まだ雷雲にまで発達するまでには時間がかかりそうです。

 これなら

  「まだ天気はしばらく大丈夫そう。よし双六小屋まで行こう!」

 11時半に小屋前を出発しました。まず千丈沢乗越まで一気に下ります。

 ただ南側から雲が吹き上がっていてすぐ雲に入ってしまい、槍ヶ岳は全く見えなくなってしまいました。ただ日差しが遮られ暑くないのが助かりました。
 

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  西鎌尾根

     

  

  西鎌尾根はずっと雲の中の稜線歩きになりました。
 千丈沢乗越からは樅沢岳手前の登りまで、小さなアップダウンのあるもののほぼ水平な稜線を進みます。

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 雲の合間から硫黄尾根が見えました。

 

 
  西鎌尾根で見られた花々

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  樅沢岳から双六小屋への下って行くと雲が切れてきました。

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  双六小屋とキャンプサイト

 

 

  

  双六小屋に着くと思いもかけず北側が晴れていて、鷲羽岳などがきれいに見えていました。
 そして1時半に双六小屋に到着しました。

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 鷲羽岳

 

 
  

 

 

   双六小屋には何度も来ているのですが、鷲羽岳がこんなにかっこ良かったとは思っていませんでした。
 また鷲羽岳も登ったことがあるのですが、ほとんど印象にありませんでした。

 

  天気が良かったおかげで、昨日の遅れを取り戻せました。
 それで気分が良いことと、まだ時間も早いことで、小屋前のベンチで生ビールと缶ビールを飲みながら時間を潰してすごしました。

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 夕暮れの鷲羽岳

 

 

 

 

 

   

  今日1日天気がもってくれたので助かりました。

 正直 「昨日と同じように昼ぐらいには雷かなぁ?」 と思っていたので本当に良かったです。
 おかげで昨日の遅れを取り戻すことができました。

 唯一残念だったのが、槍を見る方向として好きな西鎌尾根からの槍ヶ岳が見れなかったことです。

  槍ヶ岳は相変わらずの大人気ですごい人出でした。

 「いつか誰もいない山頂でゆっくり休憩して景色を眺めて見たいなぁ。」

 

 

 

  常念小屋(4:40)~大天井岳(6:20)~ヒュッテ西岳(8:05~8:25)~槍岳山荘(10:25着~槍ヶ岳往復~11:35発)~双六小屋(13:40)     

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