長沢背稜~雲取山
このコースは昨年の12月に歩いています(長沢背稜~雲取山)。
長沢背稜は景色は良くありませんが、シラカバの樹林がきれいだったのが印象に残ってます。
今回はツツジ、シャクナゲそして新緑に期待して再び行ってきました。
日原の駐車場を6時にスタートしました。天気は予想通り曇りで山は雲で覆われています。
出だしの急な檜の樹林を登り尾根上に出ます。
尾根上に出ると右側が檜の植林、左側が広葉樹林の登山道を登っていきます。
やがて広葉樹林の中に入ります。薄い雲の中ですが新緑がきれいです。
やがて樹林の中にシロヤシオとミツバツツジが出てくると稜線の一杯水避難小屋に着きました。
一杯水避難小屋付近からしばらくはシロヤシオとミツバツツジが満開でした。
シロヤシオは新緑の緑と溶け合って目立たないのですが、登山道に落ちて敷き詰められた花びらがきれいで、歩くのが躊躇するほどでした。
ただ一杯水避難小屋を過ぎて少し進むとシロヤシオは無くなってミツバツツジだけになりました。
ここから長沢山まではあちこちにツツジが咲いていて、ツツジのトンネルの中を歩いているような場所もありました。
また少しずつ雲が薄くなってきて明るくなってくると、雲が新緑と混ざり合って全体が薄いグリーンのベールに包まれたように中を歩くようになってきました。
思わず立ち止まって深呼吸したくなるような感じです。
たださすがに奥多摩最深部で登山者も少ない長沢背稜、クマの足跡がそこらじゅうにあります。雲に包まれた雰囲気もあって、なんか出そうでクマ鈴をジャラジャラ鳴らしながら歩きました。
「クマ鈴持ってきて良かった~~。」
やがて前回来た時にしばらく見入ってしまったシラカバ林に着きました。前回は落葉したシラカバの白い幹が青空をバックにすごくきれいでした。
今回は前回ほどではありませんが、やはり新緑と白い幹がきれいでした。
やがて長沢山に近づくと再びツツジが増えてきました。長沢山周辺もミツバツツジが満開です。
「長沢山付近はまさにツツジ満開!。ちょうど雲が切れ明るくなったこともあって、最高にきれいです。」
長沢山を過ぎて「芋木ノドッケ」への登りになるといきなりツツジはなくなり、替わってシャクナゲが出てきました。
シャクナゲは咲いているのもありましたが、まだチョット早いようで「来週かな?」って感じでした。
「芋木ノドッケ」山頂付近は明るいシラカバ林です。
木々の間からは周りは雲ばかりで、飛龍方面がかすかに見える程度でした。
大ダワへの下りの途中から雲取山
大ダワへ下って再び登り返すと雲取山山頂です。
山頂は雲の中ではありませんでしたが、周りは雲ばかりで遠くまでは見通せませんでした。ま~それは予想してたものの、やっぱりチョット残念!
明日あまり天気が良くないからか、それほど人はなく10人ほどでした。20分ほど休んでから石尾根を下り始めました。
「石尾根はいつ下っても明るく開けた気持ち良い登山道です。これで天気が良くて富士山まで見れたらもっと良いんだけどなぁ。」
七ツ石山が近づくと再びツツジが出てきました。今回は展望は期待できないしツツジが多いと思われる巻き道を行くことにしました。
予想通り巻き道沿いはツツジがあちこちで咲きどこも満開でした。そして「千本ツツジ」付近はまさにツツジのトンネル状態でした。
「千本ツツジ付近も十分満開なのですが、木が多いのでまだこれから咲くつぼみもたくさんありました。」
千本ツツジを過ぎてもあちこちにツツジは咲いていました。
鷹ノ巣山山頂直下
今日最後のピーク鷹ノ巣山へのツツジが咲く登山道を登ると山頂到着です。
鷹ノ巣山山頂は人、人、人の満員御礼状態、30人ぐらいの人はいたと思います。
明日天気が良くないので、日帰りで楽に来れてツツジの咲く鷹ノ巣山にたくさん人が来たと思われます。
座れる場所もないので、チョットだけ休んで日原に下る稲村岩尾根に向かいました。
「鷹ノ巣山からの下り部分もまさにツツジの中を下って行くといった感じですごくきれいです。」
千本ツツジ付近は巻き道なのとほぼ水平な登山道なので、見通しはそれほど良くありません。ここは急な下り坂なので少し先まで見下ろせ、その分遠くのツツジまで見えるので千本ツツジ付近よりきれいです。
やがてツツジがなくなりブナなどのみごとな大木の多い広葉樹林を下って行きます。
ずっと続く急な登山道を下って行って日原に戻りました。
天気予報は晴れだったのですが予想通り曇り、山には雲が張り付いていて景色は良くありませんでした。予想はしていたもののやっぱりチョット残念です。やっぱり景色を裏切らないのは晩秋から冬ですね。
期待していた通りツツジと新緑がすごくきれいでした。
ツツジは長沢背稜から石尾根すべてにわたってあちこちで咲いていて、どこも満開で「ジャストタイミング」って感じでした。特に一杯水避難小屋周辺、長沢山周辺、千本ツツジ、鷹ノ巣山周辺は見事でした。
新緑もヨコスズ尾根上部から長沢山にかけてのブナ、シラカバなどの広葉樹林、石尾根上部のカラマツそして稲村岩尾根のブナとどこもきれいでした。
シャクナゲは残念ながらこれからと言った感じでした。
今回このコースは2度目だったこともあると思いますが、前回「長げ~なぁ」と感じた長沢背稜もすんなり歩けたと思います。
また同じコースを紅葉の時期に歩いてみたいなぁ。
日原(5:30)~一杯水避難小屋(6:45~6:55)~長沢山(9:20~9:30)~雲取山(11:05~11:30)~鷹ノ巣山(13:20~13:35)~日原(14:40)
« 久々晴れた日曜日 | トップページ | 男体山~太郎山~戦場ヶ原 »
「登山」カテゴリの記事
- 奥多摩三山(2013.12.19)
- 丹沢・蛭ヶ岳(2013.12.26)
- 妙義山(2013.11.18)
- 雲と霧氷の丹沢周回・檜洞丸~塔ノ岳~蛭ヶ岳(2013.12.10)
- 雲取山から飛龍山(2013.12.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント