北奥千丈岳(2日目)
2日目の朝も星空で空け、冷え込みでテントの内側は凍ってます。爆睡したのが良かったのか、昨日の疲れはすっかり取れてました。
これから奥秩父最後のピーク北奥千丈岳と国師ケ岳を登るだけなら簡単ですが、問題はそれからどうするかです。
もし雪が少なくコンデイションが良ければと密かに思っていた甲武信ケ岳までの縦走は、昨日の雪の状態なら問題外です。
わずかな可能性があるとすれば、夜の冷え込みで雪が硬くなっているうちになるべく甲武信に近づくことなのですが・・・?
とりあえず国師ケ岳への登りで決めることにしました。
明るくなるとすぐの5時過ぎに出発し30分ほどで国師ケ岳に到着しました。
雪は夜の冷え込みでかなり硬くなっていますが、やっぱり何度か踏み抜いて股まで潜りました。
甲武信ケ岳への縦走は無理、あきらめました。
国師ケ岳山頂
そして北奥千丈岳に移動して山頂でゆっくり景色を眺めてから大弛峠に下りました。
北奥千丈岳山頂
さてこれからどっちに下るかです。
①、甲武信ケ岳は ×
②、来る前に「一番可能性があるかな」と思っていた、川上牧丘林道を川上村方面に下
って廻目平にチョット寄り道してから帰る
ただこれも大弛峠の林道入口で50センチぐらい積雪があります。なので ×
大弛峠の川上村側
③、 一番無難なのが再び金峰山へ登って瑞牆山荘に戻る方法。ただせっかく電車で
着たんだし単純に往復するなんてなんかおもしろくありません。
なのでこれも ×
結局 「ま~3時間ちょっと歩けばバス停に着くだろう?」 と川上牧丘林道を山梨側に下りることにしました。(この3時間が甘かった)
舗装路の林道歩きなので至って気楽です。周りをキョロキョロ見ながらチンタラ下って行きます。
歩き始めた大弛峠付近はまだ冬の様相でしたが、
峠の付近はまだ道が凍っていました。
峠付近はまだ緑は杉などの針葉樹だけです
ただ少し下るとカラマツが出てきて新芽が出始めていました。そして2,000mより下になると一面カラマツ林になり高度を下げるほど新緑真っ盛りになりました。
一面のカラマツ林も新緑真っ盛りです
金峰山
さらに高度を下げるとカラマツから広葉樹の新緑になりました。
高低差の大きい林道を下りながら、冬から初夏の季節の移り変わりを楽しみました。
ただ気になったのは、たくさんの樹皮がシカに食われていること。全国的にもシカが増えて食害が問題になっていますが、この周辺もひどいです。
そして2時間半ほど下ったところで林業の人の軽トラにバス停まで乗せてもらいラッキ~(乗せてもらわず全部歩いていたら予想していた3時間じゃあとても着かなかったです、助かった~)。
さらにバスの時間まで2時間ぐらいあったのでバス停の横に座り込んでいたら、なんと地元の人が駅まで乗せて行ってくれました。(超ラッキ~)
駅に着いてまずビールを買って(車じゃあこれできないからなぁ)、帰りました。
今回金峰山から大弛峠の間の雪のことは予想外だったけど、他人のトレースを当てにしていた自分が悪かったってことで・・・・。
ま~終わって見ればすごく楽しかったです。やっぱりテント山行は楽しいです。
一つわかったことは川上牧丘林道なんて歩いて下りようなんて、もう2度と思わないことです(笑)。
これで奥秩父の主だった山はほとんど登りました。これで歩いていない主稜線は国師ケ岳から甲武信ケ岳の手前(千曲川源流歩道の合流点まで)までだけになりました。
ただこの部分はあまり興味をそそられません。なのでここを歩くためには行かないと思います。
歩くとすれば歩いて見たい瑞牆山から雲取山への縦走の時かな。
今回久しぶりに電車で行ったのですが、帰りのバス代がなかったのはラッキーでしたが、7,000円ぐらいで車より安かったです。
山に一人で行く場合もう少し電車で行くことを考えても良いなぁ。問題は朝何時に着くか何だよなぁ。
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