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2007年8月

夜叉神峠~甲斐駒~北沢峠

  先日天候不順のため途中までにした夜叉神峠~甲斐駒~北沢峠を再度行ってきました。

 このコース夕方まで下りると言うだけなら問題ないのですが、スタート地点の夜叉神峠の登山口に戻るために、北沢峠発3時半のバスに乗らなければなりません。この3時半がけっこうプレッシャーになります。
 
 トレランをやっているわけではないので山では走らずに、できるだけ楽しみながら歩ければ良いと思ってます。とりあえず休憩を含めてコンスタンスにコースタイムの半分で進むことを目標に進み、最終的に仙水峠で時間と体調を考えると言うことでスタートしました。

 結果的には夜叉神峠登山口を4時発で北沢峠15時15分着でギリギリ間に合いましたが、駒津峰からの下りでは少し走ってしまいました。

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  最後の大きなピーク甲斐駒ケ岳(先日の山行より)

   

  

   

  
  予定より30分遅れで4時にスタート、登山道はいきなり急登なので夜叉神峠までは「ゆっくり、ゆっくり」と思いながら歩きました。夜叉神峠でカメラを忘れたことに気づき、あわててザックの中をチエックして他は大丈夫なので一安心し歩き再開です。
 夜叉神峠から仙水峠までは南御室小屋、観音岳、早川尾根小屋でそれぞれ10分ぐらい休んだだけで、快調に進みました。
 仙水峠に着いたときもまだ十分体力があり「よっしゃ、行けるぞ」と迷わず甲斐駒を目指すことを決め、余裕をぶっこいて(これが最後時間がなくなった原因の一つかなぁ)25分も休んでしまいました。
 ところが駒津峰を半分ほど登ったところでいきなり足にきました。やっとのことで駒津峰を登り、ヒーヒー言いながら甲斐駒山頂に仙水峠で考えた予定より15分遅れて1時45分に着きました。
 「やばいなぁ」と考えながら思い切って15分休んで足のマッサージをして、2時に下山スタート、駒津峰からは部分的に走ってなんとか3時15分にたどり着きました。

 

 夜叉神峠登山口(4:00)~甲斐駒山頂(1:45~2:00)~北沢峠(3:15)

「持ち物」
 スポーツドリンク900cc、スポーツドリンクの粉末1袋、餡ドーナツ5個入り1袋、パワージエル3個、スニッカーズ2個、
 ウインドブレーカー

 水は南御室小屋、早川尾根小屋で補給しました。ただ今回稜線は風があって涼しかったこともあり、先日の鳳凰三山ぐらい気温が高かったら足りなかったと思います。やっぱり1,500ccぐらいは持つべきでした。
 食料はほぼ良かったのですが、予備を見てパワージエルなどあと2つぐらい持っていた方が良かったかなぁ。

  

  今回最後に走ることになってしまった一番の原因はもちろん「体力不足」ですが、仙水峠で自分の体力の状態を把握できなかったこと、その結果25分も休んでしまったことなどです。
 もちろんトレランをやっているわけではないので、コースタイムの半分で歩く必要などないんだけど、山登りのために体力があるに越したことはありません。

 と言っても今でも平日はほぼ毎日トレーニングしていて、これ以上やるのは無理。そのためもっとトレーニングの「質」を考えないとダメだなぁ。具体的にはもっと山登りの登り下りに直結するようなトレーニングをしないと・・。
 ただ昨年雷雲の接近と競争するように遠見尾根を駆け下った時、翌日けっこう筋肉痛になったことを思えば、今回は翌日以降疲労はあったものの筋肉痛はほとんど無かった。これは日々のトレーニングのおかげかな?
 
  一番良さそうなのは近くにある10階建ての建物の非常階段で上がり下りをやるのが良いだろうけど、さすがに夜やると不審者に間違われて、下手すると通報されちゃうだろうしなぁ。
 とりあえず少し勉強して改良しようと思っています。

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夜叉神峠から鳳凰三山

  先週に引き続き南アルプスです。

  当初予定では夜叉神峠から甲斐駒まで行って、北沢峠に下りるロングコースを計画していました。時間的には十分可能なんですが、問題は北沢峠から芦安にもどるバスが北沢峠発3時半が最終と言うこと。けっこうがんばらないと間に合いません。
 ただ前日の夕方甲府に来た時、甲府盆地は激しい雷、さらに翌日も午後から雷が予想されていました。予定通り行った場合甲斐駒あたりで雷雲につかまる可能性が十分あります。
  それでチョットひよってしまい予定を短縮して鳳凰三山だけ登って広河原に下りることに変更して、夜叉神峠登山口で仮眠を取りました。

  
 翌日早朝明るくなるとほぼ同時に歩き始めました。

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  夜叉神峠登山口

 

  まだ薄暗い樹林帯の登山道はいきなり急登で始まります。ただ昨夜の雨のおかげで空気がヒンヤリしていて気持ち良く、汗をかかずに登れました。
 ひと登りして夜叉神峠に着き、朝焼けの白峰三山が迎えてくれました。

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  夜叉神峠からの登山道は、稜線の西側の樹林帯を緩やかに登って行きます。

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  やがて南御室小屋を過ぎるとシラビソ林に変わり、森林限界になって薬師岳小屋に到着しました。

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  小屋の人と昨日の雷と大雨のこと、そして雹も降ったことなど立ち話をしてしてから薬師岳に向かいました。薬師岳山頂 からは雲海の上に富士山や八ヶ岳、そして北岳やこれから向かう観音岳など一望できました。また風があって気持ち良いです。

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  他に2人しかいない薬師岳山頂を楽しんだ後、観音岳に向かいました。観音岳はさすがに鳳凰三山の最高峰だけあって10数人登山者がいましたが、ここでのんびり休憩を取って昼食にしました。
 甲府盆地の空気が澄んでいるようで畑や大きな建物まではっきり見ることができました。

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  地蔵岳の横を通過して高峰に向かいました。

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  地蔵岳を過ぎると登山者も減り静かになります。高峰の山頂はこじんまりとしていて静かで良い場所で、しばらく景色を眺めてしまいました。
 
 どこの山を登ってもとりあえず 「富士山は見えるかな?」 と探してしまいますね~ぇ。やっぱり富士山は「見る山」です。
 (ただあまり近いと方向によっては、富士吉田登山道や富士宮登山道の山頂から5合目にかけて連なる山小屋群が、まるで山肌に付けられた傷跡のように見えるので、ちょっと離れた場所からの方が良いです。)

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  高峰の下りはハイ松帯の登山道で、所々登山道に覆いかぶさっていて、時々掻き分けながら下って行きと鳳凰峠に着きます。

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  鳳凰峠から高峰を見上げる

 

 
 
  鳳凰峠からは初め石が積み重なったゴーロの中の登山道で、やがて樹林帯に入ります。樹林帯の中の登山道はかなり荒れた急坂で、一気に下って行くと林道に出て広河原に着きました。

 今回は北岳の時と違いバスまで45分、丁度良い時間でした。「金山沢温泉」に入って甲府に下りたときには、あちこちに雷雲が発生していて、山梨全域に雷警報が出ていました。

 

 

  今回2週続けて広河原からのバスでした。いつもだと下山すると車なので、チョコチョコっとストレッチをやって、サッサっと着替えて、「風呂、風呂~」となるのですが、今回バスの待ち時間があって暇を持て余して、ストレッチやマッサージを入念にやっていました。
 そのためかどうかわかりませんが翌日疲労や筋肉痛がいつもより全然ありませんでした。次回からは下山後もう少し入念にストレッチやマッサージをやろうと思ってます。

 

 

 

 

  夜叉神峠登山口(4:55)~南御室小屋(7:20)~観音岳(8:30~8:45)~鳳凰峠~広河原(11:15)

北岳と間ノ岳

  南アルプスはマイカー規制をしている部分が多いため、登山口までが不便な所が多く北アルプスに比べなかなか足が向きませんでした。
 今回は久しぶりに北岳に行きます。

  さすが北岳、早朝5時にも関わらず芦安のバス乗り場には大勢の登山者でごった返しています。乗合タクシーで土砂崩れでたびたび通行止めになるスーパー林道を行って広河原に向かいました。

 広河原は雲ひとつ無い快晴で、正面に北岳を見上げながら6時に出発しました。

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  大樺沢にそった樹林帯の中の登山道を登って行くと、二俣でいきなり視界が開け北岳が目の前に飛び込んできました。ここからは雪渓の右側の登山道を登って行きます。

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  北岳を見上げながら登って行くと雪渓が終わり八本歯のコルへの急登の下につきました。

 
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  最後の水場でしっかり水を飲んで急登の始まりです。バットレスの岩壁を眺めながら梯子をいくつも登って行くと、やがて池山吊尾根に出て八本歯のコルに到着しました。ここで少し休憩です。北岳や富士山、これから向かう間ノ岳が一望できました。

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  お花畑になっているトラバース道を北岳山荘に向かいました。

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  間ノ岳に向かう緩やかな稜線を快調に進んで間ノ岳に到着し、山頂からの大パノラマを見ながらのんびり昼食を取って休憩しました。
 南に大きく見えるまだ登ったことのない南アルプス南部の山々がそそられ、「次はあっちだな」って感じです。

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  ゆっくり昼食を取っていると北岳付近に雲が湧き出し始めたので、せっかく登っても視界「0」じゃぁつまらないので、北岳に向かいました。ゆるやかな稜線を北岳山荘までもどります。

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  北岳山荘から北岳への登りは急登です。またさすが2番目に高い山だけあってたくさんの人が登っていて大賑わいですが、ただ山頂付近は雲が被っていてチョット心配です。雲が切れていることを期待しながら最後の急なガレ場をヒーヒー言いながら登って山頂到着しました。
 ただせっかく登って楽しみにしていたのに雲の中!

 「なんだぁ~~、せっかく登ってきたのに~、残念!」

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  ガスの中 「残念!」

  
  
  
  さすが北岳、雲の中で視界もほとんどないのに大勢の人が休んでいました。僕の方もあとは下るだけなので 「晴れないかなぁ」 と期待して少し待ちましたが結局ダメでした。

 帰りは白根御池小屋経由で下ります。肩ノ小屋付近で雲の下になったものの甲斐駒方面も雲の中で景色はあまり良くなく、黙々と下りました。低灌木帯の中の「草スベリ」から樹林帯の中の急坂を下りながら
 「こんな急坂ばかりの登山道は登りたくないなぁ」
 と思いながら1,500mを下って広河原に下りました。

   広河原に着いて見ると、なんとバスまで2時間以上!、最後の16時と17時発だけはチックしていたので、「多分1時間ぐらいの間隔であるだろう」と思っていたのが大間違い。バス停でボケ~~~として待って芦安に戻り、「金山沢温泉」に入って帰りました。

 

 

 今回久しぶりに南アルプスに登ってみて、山の大きさや深さを改めて分かった気がしました。またなんとなく興味の湧かず登ったことが無かった、赤石岳など南アルプス南部の山に登りたくなりました。できれば9月に行きたいなぁ。

 

 

 広河原(6:05)~八本歯のコル(8:25~8:35)~間ノ岳(9:55~10:15)~北岳(11:45~12:05)~白根御池小屋~広河原(13:45)

 

   

 

 
  

 

 
 

 

 

 
  

金峰山と瑞牆山

  翌日北岳に登りに行く予定ですが、あまりの暑さに耐え切れず、比較的楽に登れて標高の高い山と言うことで金峰山と瑞牆山に行くことにしました。

 前夜着いたときは満天の星空だったのですが起きて見ると曇天、とりあえず晴れることを期待してゆっくり出発しました。

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  出だしの急登を登り切り、富士見平を過ぎてしばらく行くと雲に入ったようで周りがモヤっとしてきました。涼しいのは良いのですが 「やっぱり晴れてくれないかなぁ。」

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  大日岩を過ぎて稜線に出ても雲の中です。やがてハイ松帯になって「千代ノ吹上」の南側は絶壁になりますが、ガスの風が吹き上げてきていて視界はほとんどありませんでした。

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  雲の中登って行くとやがてぼんやりと五丈石が見え始め、回り込むと山頂到着です。

 
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 ぼんやりと見え始めた五丈石

 

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  山頂は雲の中で視界なし、ただ上空の雲はそれほど厚くなく時々ぼんやりと太陽の輪郭が見えるときがあります。晴れるのを期待して少し待つことにしました。


 
 結局30分ほど岩陰で待ったものの変わりないので次の瑞牆山に期待して下りることにしました。 「残念!」

 大日岩までくると雲の下になりました。行きより雲は上がってきているようです。また北側の小川山方面は晴れています。

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  富士見平小屋を素通りして瑞牆山に向かいました。金峰山に比べて楽に登れるからか、親子連れを含めてかなりの人が登っています。急登の始まりの部分で大ヤスリ岩が見上げられ晴れが期待できます。

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 点在する大岩を縫うように続く登山道を登って行くと、ひょっこり山頂に着きました。

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  山頂は子供十数人を含めて大賑わいです。ただ景色は全体に雲が多く先ほど登った金峰山や南アルプス、富士山などは雲の中で見えませんでした。
 
  瑞牆山頂は今回3回目ですが、一番初めは20数年前でクライミングのついでによったのでほとんど覚えていません。2度目は曇天、今回は天気が良かったので山頂の雰囲気を含めて十分楽しめ、昼食を食べながらゆっくり休んでから下山しました。

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  大ヤスリ岩を登るクライマー

 

 
 

 

 下山後まだ暑い甲府盆地に下りたくないので、のんびり「増富の湯」で時間を潰してから芦安に向かいました。

 

 

 

  瑞牆山荘(5:55)~金峰山頂(8:05~8:45)~富士見平小屋(10:05)~瑞牆山頂(10:50~11:30)~瑞牆山荘(12:30)

長野県の山でチャリ

 久しぶりのMTBです。今回はこの暑さを考えて2,000mの峠越えです。

 集合場所に前夜着いて車中泊、梅雨明けして関東は猛暑ですがここは1,400mもあるのでぐっすり寝られました。相棒のUちゃんとは半年振りのチャリです。
 今回は峠越えでスタート地点と終了地点が違うので、車を1台残して反対側に移動しました。

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 ダートの林道の入口に車を置いて、快晴の中スタートしました。峠までは900mの登りです。標高は高いのですがやっぱり夏、日差しが当たっている所では一気に汗が噴出します。暑さにまいりながら1時間弱漕いで登山道に入りました。登山道に入ると日陰になったので楽になり、少し行って山小屋に着き少休止しました。

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 山小屋で冷たい水と冷えたきゅうりを食べて出発し、1時間弱樹林帯を登って行くとひょっこり峠に到着しました。峠は2,000mオーバー、日差しは強いのですがさすがに涼しく風もあるので気持ち良いです。

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 ここでしばらくのんびり休んでいよいよ下りです。初めの数百メートルは石がかなりあって乗車率が悪いのですが石がゴロゴロあるテクニカルなシングルトラックが続きました。

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 1キロほど下って山小屋に到着。

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  山小屋からはダブルトラックになりました。初めは傾斜の緩い止まるのがもったいない様な快適なスピードの出る下りが続きます。一気に下って行くと少しずつ傾斜が強まってきますが、快適なことには代わりはありません。やがてひょっこり舗装路にでました。山小屋から標高差600m、かなりの距離がありましたがおもしろくて一気に下りてしまいました。
 ここからは初め小さいアップダウンの中で等高線に沿うように樹林帯、牧場、畑の中を走って、車を置いた場所に着きました。

 

 

  今回のコースは「峠越え」ということが一つの目的でしたが、コースとしては下った側から登って峠を往復したほうがコース的にはおもしろいです。次回秋にでも再度来てみたいです。
 ただ真夏のMTBは、暑さ、雲の巣、生い茂る草木、虫など走りたくない条件がたくさんある中、真夏でも走ることのできる良いコースでした。

出た~~!  皇海山敗退

  松木沢から皇海山へのコースは、上部の急登はしょうがないとしても、下部の松木沢の部分はバシャバシャと沢を歩いて行く暑い夏には気持ちの良いコースです。今回は松木沢から皇海山、庚申山を登って戻るコースに行くつもりでした、が・・・。

 大気が不安定で雷の発生の可能性があるので、夜明けとともにスタートしようと思ったものの、見事に寝過ごして5時半過ぎにスタートしました。トホホ・・。

 松木沢はいつ来ても独特の雰囲気があります。木や土が無い岩と石の山肌、いろんな場所でやっている土砂崩れ止めの工事、緑化のための土砂止めの柵、そして巨大な採石場など、他の場所には無い場所です。そんな中林道を歩いて行くとやがてジャンダルムの巨大な岩壁が見えてきます。

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 それにしてもシカがたくさんいます。今日本中でシカが増えすぎて森林に被害が出ているけど、大規模に緑化をしているこの流域でシカが増えると
 「せっかく植えた木が食べられちゃうんじゃないかなぁ? でも逆に言うとそれだけ緑化が進んだってことかな。」

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 ジャンダルムを通り過ぎると両側が狭まってきます。

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  林道も土砂崩れであちこちが埋まっていて完全に登山道状態、ただ両側とも大きな岩壁で、景色は飽きることはありません。地元では大げさにも「日本のグランドキャニオン」なんて言ってますが、う~~ん?そんな感じかな。
 ただそこらじゅうに落石が起きそうな場所があって注意を要します。途中落石で死んだと思われるカモシカの白骨が2つありました。

 ついに林道が終わって河原に下りました。

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 ここからはジャブジャブと沢を右左と渡りながら登っていきますが、ここで悲劇が・・・、石に飛び移った瞬間バランスを崩して 

 「あっ」と言う間にボチャン、首まで水に浸かりました。

「あ~あ、濡れちゃった。ま、良いや。すぐ乾くだろうし気持ちも良いし」

「ん?」

「あ~~~~あ、カメラが~~~」

 カメラが見事水没、ショック!

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 この堰堤の下でコケました。

 

 

 さらに登って行くと河原に今さっき付いたような熊の足跡がいくつも出てきました。昨夜雨が降っているのでここ数時間の跡です。ただ北海道などで足跡は良く見たのであまり驚きませんでした。

 ところが・・・、沢が大きくカーブして大きな岩を回り込むと

「あっ、クマ(実際は声出てません)」  

50mほど先にクマを発見、しかも沢の音や僕が風下だったためか、クマは気づいていません。そっと顔を引っ込め、ゆっくりバックしてしばらく戻りました。(クッソ~、カメラが水没してなければ)

 まだ向こうも気づいて山の中にでも逃げてくれれば良かったのですが最悪です! 結局ここでやる気喪失、帰ることに決定! 後ろを気にしながら行き以上にジャブジャブ水の中を歩いて帰路に着きました。あ~~あ。

 

 帰りに工事現場の人と話したところ、今年クマが多いそうです。工事現場から見える範囲でも親子一組を含めて5~6匹いて、夜明けに山を見渡せばよく見るそうです。

 

  

  松木沢など足尾銅山の上流の渡良瀬川流域は、足尾銅山の銅精錬所のばい煙の影響で樹木が枯れてしまい、広範囲にわたって木や土がなくなってしまいました。しかもこれはほんの数十年でできてしまった、まさに人類の負の遺産です。一度行って見ることをお勧めします。
 数十年前から国やNPO法人「足尾に緑を育てる会」が中心になって、人の手で土を運び木を一本一本植えていってます。僕もその活動に2度参加しました。
 その成果もあって以前に比べかなり緑が増え、以前はいなかったシカやクマ、沢には岩魚も戻ってきました。みなさんも一度参加して見るのも良いと思います。

 

   翌日一縷の望みを託してカメラをメーカーのサービスセンターに持って行ったのですが、ダメでした。

 

 

 銅親水公園駐車場(5:40)~松木沢上部のビバーク地点(8:15)~駐車場

会津駒ケ岳

 会津駒ケ岳は今回で3回目です。ただ数年前に7月に来た時は晴れてたものの、山頂付近から薄い雲が取れず、見渡すことができませんでした。今回はすっきり晴れてくれると良いんですが・・・。

 大気が不安定で雷の可能性があるので午前中には下りれるように5時に駐車場を出発しました。

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 初め林道を20分ぐらい登って行くと登山口です。

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 登山道はいきなり急登で始まります。数年前4月に山スキーで来た時ここの登りでえらい苦労したのを思い出しました。

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  急なブナの森の登山道をグングン登ります。

 

 

 そしてやっと森林限界を越えると山頂が見えました。今回は

晴れてた~~!

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  そして駒ノ小屋到着です。

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  駒ノ小屋から見た山頂

 

 

 そして気持ちの良い湿原の中、山頂に向かいました。

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  そして山頂です。今回は雲一つ無い晴れ、やっと見ることができました。

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   山頂から見た燧ケ岳と駒ノ小屋

 

 

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  山頂からの燧ケ岳、平ケ岳、中門岳

 

 

 中門岳への登山道は、ちょっと季節が遅かったですが高山植物もいくつか咲いていて、湿原の稜線散歩と言った感じでした。

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  中門岳はどこが山頂だかわからないような高層湿原の中にありました。

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 山頂の湿原を木道で一周して駒ノ小屋に戻り、小屋の前のベンチでのんびりパンを食べてから大津岐峠に向かいました。

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   駒ノ小屋付近から見た大津岐峠への稜線

 

 大津岐峠への稜線も部分的に湿原があって正面に燧ケ岳を見ながら歩ける気持ち良い稜線歩きです。

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  大津岐峠からの燧ケ岳

 

 
 大津岐峠からはすぐに樹林帯の中に入り、一気に下ってキリンテに下りました。キリンテからは炎天下の舗装路をダラダラと駐車場まで戻りました。
  もどった後は温泉! 今回は駒ノ湯に入りました。

 

 

 

   ここ2週間で桧枝岐に2度来て、平ケ岳、田代山、会津駒ケ岳の3つに登りました。どの山も山頂に高層湿原がある花の山で、どれもお気に入りの山です。また山スキーでも良い山で、来年もまた桧枝岐にはきっと来ると思います。

 

 

 

 駐車場(5:10)~会津駒ケ岳山頂(6:55~7:10)~中門岳往復~駒ノ小屋(8:00~8:30)~大津岐峠~キリンテ~駐車場(10:50)

 

 

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